昭和46年 | 西区庚午北〜観音本町 L=1.5km 高架道路工事着手 |
昭和49年04月 | 西区庚午北〜観音本町 L=1.5km 暫定2車線供用開始 |
平成06年08月 | 都市計画決定の変更 西区庚午北〜中区平野町 L=4.2km 高架道路の延伸を決定 |
平成13年05月 | 4車線化拡幅区間(庚午〜観音本町交差点)の上部工架設に工事着手 |
平成14年02月 | 観音本町地区 新設橋桁の架設に着手 |
平成14年11月 | 「地元説明が不十分、より丁寧な説明が必要」とする広島市の意向を尊重
し、 中区平野町までの高架延伸工事の平成14年度発注見送りを決定 |
平成15年01月 | 4車線化拡幅区間(庚午〜観音本町交差点)の新設上部工工事完成 新設部へ車線切り替えし、既設部(高架道路上り線)の橋梁補修工事に着手 |
平成15年10月4日 | 西区庚午北〜中区舟入中町 L=2.1km 暫定2車線で供用開始 高架道路中央分離帯の閉塞工事に着手 |
平成15年10月31日 | 西区庚午北〜中区舟入中町 L=2.1km 4車線で供用開始 |
平成16年01月 | 広島市の現状を考慮したうえで、広島市長からの依頼を踏まえ、 高架延伸工事の平成15年度発注見送りを決定 |
2003年9月6日 中国新聞 1期区間 10月31日完成 西広島バイパス観音高架延伸 ▽4日から部分開通 中国地方整備局は五日、国道2号西広島バイパス観音高架の延伸工事一期区間(広島市西区庚午北―中区舟入中町、2.1km)は 10月31日に完成すると 発表した。 一足早く4日から、上り線は2車線(一部1車線)が通行可能となり、下り線は工事のため1車線のみ通れる。 完成すれば、高架部分は現状の片側1車線が2車線に増える。 開通に伴い、現在、上下対面通行になっている西区観音本町の交差点出入り口は、2車線の下り(西方向)専用入り口になる。 上り(東方向)は観音本町には降りることができず、天満川をまたぎ舟入中町に新設される出口専用のオフランプ(2車線)で地上の本線と合流する。 上下4車線となるのに伴い、これまで制限されていた大型車、125CC以上の二輪車の通行が可能になる。 1999年5月に本体工事に着工、総事業費230億円をかけた。 1999年調査では、庚午北の庚午ランプ付近での車両通行量は一日、上りが4万千台(高架利用1万8,100台)、下りが4万5千台(同2万6,500 台)。 車線増や出入り口の2車線化、さらに大型車の高架乗り入れも可能となるため、広島国道事務所は「高架下の本線下りはある程度、高架上の上りは 若干程度渋滞 が緩和されるだろう」とみている。 一方、二期区間(観音本町―中区平野町、2.3km)の着工については、広島市の同意が得られていない。 同事務所は「二期区間が完成すれば、中心部を通過する車両の分散化で渋滞緩和効果は大きい」と、市との調整を続けている。 |
2003年10月6日 中国新聞 観音高架、滑り出し上々 車の流れスムーズ ▽西広島バイパスの渋滞は変わらず 国道2号西広島バイパス観音高架の延伸工事一 期区間(広島市西区庚午北―中区舟入中町、 2.1km)が開通し6日、初めてのウイークデーを迎えた。 小雨の月曜日とあって市中心部に向かう朝の渋滞は相変わらずだったが、新設の舟入中町の上り(東行き)出口ではスムーズに車が流れた。 2車線の上り出口から本線への合流は、混雑も心配されたが、信号に従って順調だった。 「バイパスの渋滞は普段通りだが、高架に入ると、いつもより速く車が流れた」と、廿日市市から中区の会社に通う男性(72)。 ラッシュ時の午前9時すぎまでは、工事のため1車線区間が残る高架上の混雑もほとんど無かった。 広島県警によると、上り出口付近 交差点の信号機は自動制御で、交通量によって青信号の時間が変わる。 当初は高架出口が本線より10秒余り長い設定だったが、高架の交通量が少なく、午前8時10分以降はそれぞれ50秒ずつで車を流した。 延伸工事は今月31日、高架上を上下各2車線にして完了。ラッシュ時の状況を調査した広島中央署の斉藤正晴交通官は 「各時間帯を含めて継続調査し、全体の流れがよくなるよう信号の時間などについてさらに検討したい」と話していた。 |
2003年10月30日 中国新聞 観音高架延伸 1期区間あす全通 ▽4車線通行可能に 一部工事が残り、車線規制をしていた国道2号西広島バ イパス観音高架の延伸工事一期区間(広島市西 区庚午北―中区舟入中町、2.1km) が31日、全面開通する。 4日の部分開通後、高架上の中央分離帯工事のため、一部を上下1車線ずつに車線規制していた。 完成後は上下各2車線で通行が可能になる。これまで通行が禁止されていた大型車、二輪車(125CC以上)も通れるようになる。 車線規制が解除される時間は、当日の作業状況によって変わるが、遅くても午前6時までに完了する見込み。 一期区間は1999年5月、本体工事に着工し、総事業費は230億円。 国土交通省広島国道事務所などは、全面開通に 伴う交通量の変化や渋滞緩和効果などを調べ、年内にも結果をまとめる。 |
2003年11月19日 中国新聞 高架延伸で渋滞緩和 西広島バイパスで国交省調べ ▽通過時間 朝は半分近く短縮 国道2号西広島バイパスの高架延伸工事一期区 間(広島市西区庚午北―中区舟入中町、 2.1km)の全面開通で、 朝のラッシュ時、上りの渋滞距離は4分の3に緩和され、混雑する区間の通過時間も半分近くに短縮された、 とする調査結果(速報)を国土交通省広島国道 事務所がまとめた。 調査は、上下とも2車線になり、大型車の通行規制も解除された全面開通(10月31日)の効果を確かめるのが目的。 渋滞や騒音の変化を開通前後(いずれも平日)で比較した。 朝のピーク時(午前8時前後)に市中心部へ向かう上りの渋滞距離は、バイパスの庚午出口(西区)付近を先頭に3.7km。 依然、渋滞は続いているが、開通前に比べ1.3km短くなった。井口入り口(西区)―観音出口(中区)間7kmの所要時間は25分になり、20分短縮され た。 同事務所は、出口の2車線化に加え、出口の増加で流れを分散させたのが主な要因とみている。 下りは夕方のピーク時(午後6時前後)に、国道2号観音本町交差点(西区)付近から2.7kmにわたり渋滞していたが、 開通後は1、2カ所の信号待ちで通れるようになり、渋滞は解消された、としている。 南竹屋町交差点(中区)―観音本町交差点間2.5kmの通過時間は27分短縮され10分になった。 規制解除に伴って大型車の多くが高架道にシフト。高架下の平面部を通る大型車は1日当たり3,700台となり、6割減った。 騒音は西区南観音地区の平面部で測定。大型車の減少、遮音壁、吸音板の設置などで、昼間は平均71デシベルとなり7デシベル改善し、 夜間は77デシベルから67デシベルになった。 |
2004年12月8日 中国新聞 観音高架延伸、07年度まで凍結 広島市方針 危機的な財政状況から国道事業の見直しを進めている広島市 は7日、各路線の整備の優先順位をまとめ、中国地方整備局に申し入れた。 2年前から着工に同意していない国道2号西広島バ イパス・観音高架延伸二期区間は、さらに市の財政健全化計画期間中の2007年度まで、 整備を見送る。一方、広島南道路平面部分(無 料の側道)や国道2号東広島・同安芸バイパス など他の東西軸の整備は進める。 整備を見送る路線は、観音高架二期区間(中区平野町―西区観音本町、2.3km)のほか、国道54号佐東拡幅と同可部バイパスの一部区間。 これらは用地買収や工事を始めていない。財政健全化計画の最終年度である07年度に事業を再開するかどうか判断する。 一方、優先道路は(1)東広島バイパス(海田 町―安芸区上瀬野町、7.8km)、(2)安芸バイパス(上瀬野町―東広島市八本松、7.7km)、 (3)広島南道路平面部分(南区宇品―西区観 音、5.5km)、(4)可部バイパス(安佐北区可部―大林町、4.2km)、 (5)国道54号佐東拡幅(安佐南区緑井―八木、1.8km)―の5路線。 国道整備は国が事業主体だが、政令市は費用の3分の1を負担しなければならない。同市の負担は過去10年間で年平均約80億円だったが、 財政難のため07年度までは年53億円しか負担できないと判断した。 市から申し入れを受けた中国地方整備局の岡村真道路調査官は「いずれも重要な路線であり、県やほかの市町村の考えも聞きながら、 対応を検討したい」と話している。市によると、観音高架延伸二期区間は総事業費約300億円。 市は02年度から、整備局に対し「地元説明が不十分」などの理由で着工に同意せず、予算執行・計上が見送られている。 |
2008年4月11日 中国新聞 高架延伸11年度まで凍結 2002年度以降、着工が延期されてきた国道2号西広島バイパスの高架延伸計画で、広島市が、08年度から11年度までさらに事業を凍結するよう 国に要請したことが10日、分かった。財政難の中、約100億円が見込まれる市負担分の支出が困難と判断した。 対象となっているのは2期区間(西区観音本町 ―中区平野町、2.3キロ)。市が事業凍結の再延長を国に要請したことで、 中心部の渋滞緩和を目的にした高架延伸は当初の着工計画から10年間ずれ込む見通しとなった。 国道2号の高架延伸は、1期区間(西区観音地 区、0.6キロ)が03年に開通。国は2期区間も02年度に工事費約11億円を予算計上したが、 市が「地元説明が不十分」と同意しなかった。翌03年度、市は財政非常事態を宣言。 04年度には、工事中の国道2号東広島、安芸バイパス▽湾岸がルートの広島南道路など5路線を優先整備する方針を公表した。 国道2号高架延伸はその中に含めず、市は07年度までの凍結を国に要望していた。 |