道路族 京阪奈の道路交通
京奈和道(京都奈良和歌山)

=和歌山区間(五條区間を含む)=
五條道路橋本道路紀北東道路紀北西道路
あれよあれよという間に開通してしまい(嗚呼,土建国家和歌山。。まあ阪和道・紀勢道の紀伊半島沿岸道路と京奈和道と五條新宮道路は必要だと思うけ ど。)五條北IC
~紀ノ川IC迄連続して完成してしまい,2015年初の時点で五條以西で残るは紀ノ川IC~阪和道の区間のみ。この区間は紀北西道路という。
この辺が先行開通しちゃうのは圏央道の木更津~東金がやたら早く出来ちゃうのと被るけどこっちは無料で開通効果はでかい。しかも伊勢湾口道と紀淡海峡大橋とを結びうる重要なルート上にある。
必要だと思うし粛々と造ってくれれば良い(俺如きに上から目線で云われなくとも実際2015年度を完成目標にガシガシ造ってるんだけどw)けど,紀北西道路の西側の接続部分はちょっと気になる。

五條道路
五條北IC[大和御所道路]~奈和県境[橋本道路]

五條は,地域高規格道路の計画路線である五條新宮道路の分岐が計画されている。
また地域高規格道路の候補路線である東海南海連絡道の分岐も構想されている。ひょっとすると鳥栖Jctばりの巨大な十字ジャンクションが出来るかも♪(盛りすぎかw)
ソース:国交省
少なくとも一部で事業中の五條新宮道路は早晩五條新宮道路も造れという声も上がるだろうけどその際にそんな東海南海連絡道との分岐を意識する形になるのかどうなのかが気になるところ。
規格的に,五條新宮道路の相方は新金剛山トンネルの様も気がするけど。

橋本道路
奈和県境[五條道路]~橋本東IC~橋本IC[大阪橋本道路]~高野口IC[紀北東道路]

【事 業の経緯】

1989(平成元)年4月 都市計画決定
1989年度 事業着手
1992(平成3)年度 用地買収着手
1998(平成10)年度 工事着手
2006(平成18)年4月27日 橋本IC~高野口IC開通
L=5.6km
2006(平成18)年6月17日 県境~橋本東IC開通
L=0.8km
2007(平成19)年8月2日 橋本東IC~橋本IC開通
L=4.9km
2012年12月21日 橋本側道橋開通
L=0.4km
2014年1月29日 中島地区側道開通
L=0.7km

【計 画諸元】

区間 自)橋本市隅田町真土
至)橋本市高野口町大野
延長 L=11.3km
構造規格 (完成4車線)第1種第2級
(暫定2車線)第1種第3級
設計速度 (完成4車線)V=100km/h
(暫定2車線)V=80km/h
車線数 4車線(暫定2車線)
インターチェンジ 橋本東IC
橋本IC
高野口IC

【標準断面 単位:m】

橋本東IC~橋本ICは施工不備が見付かって開通が1年間先延ばしになった。使う予定も無い癖にイライラしながら待ったのも今では懐かしい。


紀北東道路

【事業の経緯】

平成5年度事業着手
平成10年8月都市計画決定
平成14年度用地買収着手
平成18年度工事着手
平成24年4月22日高野口IC~紀北かつらぎIC 開通
L=4.0km
平成26年3月30日紀北かつらぎIC~紀の川IC 開通
L=12.9km

【計画諸元】

区間自)橋本市高野口町大野
至)紀の川市神領
延長L=16.9km
構造規格第1種第2級
設計速度V=100km/h
車線数4車線(暫定2車線)
インターチェンジ高野口IC
紀北かつらぎIC
かつらぎ西IC
紀の川東IC
紀の川IC

【標準断面 単位:m】




紀北西道路

【事業の経緯】

平成9年度事業着手
平成11年12月都市計画決定
平成19年度用地買収着手
平成20年度工事着手
2015(平成27)年度打田IC(仮称)~和歌山JCT(仮称)供用予定
L=12.2km

【計画諸元】

区間自)紀の川市神領
至)和歌山市弘西
延長L=12.2km
構造規格第1種第2級
設計速度V=100km/h
車線数4車線(暫定2車線)
インターチェンジ打田IC(仮称)
岩出IC(仮称)
和歌山JCT(仮称)

【標準断面 単位:m】

この区間が和歌山県内で最後になったのは,奈良と同様の事情,R24BPが先に整備されていたと云う原因が大きいものと思われる。
岩出市備前以西に和歌山バイパスとして4車線道路が,そして阪和道の和歌山ICと絡み紀ノ川を渡る立派な橋(紀州大橋と 云う)が整備されたのである。全線4車線完成は京奈和道路の計画が進む2007年(紀北西道路の用地着手の始まった年)である。この24号のバイパスは和 歌山BPの東側の終点(正確には起点)である備前の更に東側,紀の川市の黒土迄伸びている。紀北東道路の紀の川ICを降りればこの黒土の一つ西側,从って バイパス区間上の交叉点(烏子川橋東詰)に出ることが出来るのである。(下の地図参照)

【和歌山BP計画諸元】

区間自)岩出市備前
至)和歌山市出島
延長L=10.3km
構造規格第3種第1級
設計速度V=80km/h
車線数4車線

とはいえ都市近郊の渋滞は著しく,交通事故も多発しているようである。まあ渋滞なら理由になるけど事故は別の対策が必要なんちゃうかという気がしなくもない。

紀北西道路に並行する国道24号線の事故発生状況

和 歌山のベッドタウンとして猛烈に発展し,単独市制を敷いた岩出市の混雑ぶりが忍ばれるのであるけど,備前交叉点以西の和歌山バイパス区間に交通事故多発交 叉点が全く無いのに,この多発振り。備前~黒土のバイパスの設計が和歌山BPと比べて規格を落としでもして事故を招いているのか,急速な発展に利用者の意 識が追いついていないのか,地元の所轄警察署の取組が悪いのか,ちゃんと調べる必要もあるのではないか?ひょっとするとこの辺は和歌山近郊の渋滞から放た れてクルマがスピードを出し気味になる区間なのかもしれないし。

其れは兎も角,無料で此処迄やってきた京奈和道が急に阪和道に接続となって有料になることによって交通が転移しない可能性も高い。
和歌山Jct(仮称)の手前に流出路つくり,そして出来ればR24へスムーズに流す措置が必要ではなかろうか?
ということで候補を探してみる。行政の資料に都計道も含めた地図が載っている。

和歌山Jct(大阪行)の手前にランプを造って(都)和佐山口線・(主)和歌山貝塚線と使って和歌山市街方面へ流す流動を考えると良さそうである。下図[1]

そ れにしても阪和道との接続点が急勾配で合流が危険なせいかかなり和歌山Jct(和歌山行)との距離がある。事故を防ぐとなると仕方が無いんだけど,なんか 無駄っぽい(途中紀ノ川サービスエリアの合流もあるし勾配的に不可って訳では無いのでわなかろうか?本線とSA流出入路は違うのかな?)。
とはいえ無駄っぽいこの部分も,和歌山行ジャンクション付近からランプ橋を分岐させて更に紀州大橋(R24和歌山BPが紀ノ川を渡る橋)かその一筋東側の都計道辺り迄延ばしても良さそうである(上図[2]付近)。

ひょっとするとこの長大なランプ橋,紀淡海峡大橋建設時に加太方面へ延伸する準備だったりするのか!?(;゜д゜)Σハッ!
見れば見る程そうとしか思えなくなってくる(;´Д`)
ソース:国交省