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とはずがたりな掲示板 高速道路・地域高規格道路・自動車専用道路スレ
北九州都市高速道路
2012.5.2作成開始


路 線 名 区        間 延長(Km)
北九州高速1号線 長野出入 口(小倉南区長野二丁目)〜下到津出入口(小倉北区下到津一丁目) 9.2
北九州高速2号線 小倉駅北 出入口(小倉北区許斐町)〜若戸大橋出入口(戸畑区川代一丁目) 4.3
北九州高速3号線 愛宕 JCT(小倉北区菜園場一丁目)〜東港JCT(小倉北区東港一丁目) 1.8
北九州高速4号線 春日出入 口(門司区春日町)〜馬場山出入口(八幡西区茶屋の原二丁目) 31.8

北九州高速5号線
枝光出入 口(八幡東区東田五丁目)〜大谷出入口(八幡東区神山町)

2.4

49.5



北九州都市高速 公社の延伸凍結 「市が代替」検討 債務返済困難に  (2004 年2月14日『西日本新聞』

 北九州市が北九州都市高速道路の5号線戸畑〜枝光間(5.2キロ)を福岡北九州高速道路公社(福岡市)に代わって市道として自ら整備する検討を始めたこ とが13日、分かった。同道路を建設、運営している公社は延伸費用を調達するのが難しいため同区間の計画を凍結する方針。事業費は約1千億円で、市道とし て整備する場合は税金が投入される。

 道路公社は、北九州都市高速分の道路建設費などの債務約3350億円を、料金収入などで2033年度までに償還、その後は市道として開放することにして いた。

 しかし、交通量の低迷で予定通りに返済が進まず、累積赤字が約380億円に膨張。さらに、老朽化が激しい同高速4号線(同市門司区〜八幡西区)の補修費 として、新たに約300億円が必要となり、公社は償還計画の10年間延長を決定。これに伴い、戸畑〜枝光間の整備計画も凍結した。

 北九州市は08年度までの延伸区間の凍結など都市高速道整備計画の変更を2月定例市議会に提案し、議決を得た上で国土交通省に許可を求める予定。計画変 更を国が承認後、市は戸畑〜枝光間を市の事業として整備することも含め、本格的な検討作業に入る。

▽北九州都市高速道路
 1―5号線まであり、総延長49.5キロ。1971年に設立された福岡北九州高速道路公社(福岡市)が建設、独立採算で運営している。北九州市を東西と 南北に貫く形で整備され、九州自動車道とつながっている。5号線の枝光(北九州市八幡東区)〜戸畑(同市戸畑区)間の5.2キロのみが未着工区間となって いる。

■苦渋の選択論議は必至

 【解説】北九州市が、北九州都市高速道路5号線戸畑〜枝光間を市独自で整備する検討に入ったことは、福岡北九州高速道路公社の北九州市管内分の経営難と いう事情を踏まえての“苦渋の選択”といえる。だが、巨額の税金投入が論議を呼ぶのは必至だ。

 同市では、同市東部の周防灘沖合で建設中の新北九州空港が2005年10月に開港予定。同市若松区でも、環黄海圏のハブポートを目指す「ひびきコンテナ ターミナル」が同年中に供用開始となる見込み。都市高速道循環網の完成は、空と海の2大物流拠点の成否を左右する。そのため、公社頼みでは「市全体の交通 機能向上は図れない」(市都市交通政策課)と判断したようだ。

 同区間の事業費は約1千億円に上る。市道として整備するにしても国、市が今後、どういう形で負担するかは未定。複合商業施設「コムシティ」の運営会社の 破産など第3セクターの破たんや経営難が相次いで表面化している中で、新たな巨費投入が市民の理解を得られるか、論議となりそうだ。 (北九州支社・小林 孝弘)

北九州都市高速 お隣までならお得に 4月から1区間割引実験 (2010 年2月19日『西日本新聞』

 福岡北九州高速道路公社は18日、北九州都市高速道路(総延長49.5キロ)で、自動料金収受システム(ETC)搭載車を対象に4月16日から、1区間 (入ってから最初の出口まで)だけ利用する場合の通行料金を大幅に割り引くと発表した。同都市高速の利用促進策を探るための社会実験。効果的な料金設定を 見極め、今後の実施に向けて検討する。1区間限定の高速道路料金割引は、全国で初めてという。

 対象は全47区間。同都市高速は、通行区間の長短にかかわらず1回の通行料金が普通車500円(大型車1000円)。今回の実験で設定する1区間の通行 料金は、4月16日−30日=普通車100円(大型車200円)▽5月1日−6月30日=同200円(同400円)▽7月1日−8月31日=同300円 (同600円)。夜間・早朝や土日祝日の昼間は、さらに5−10%の割引がある。

 同公社によると、1区間のみの利用でも、黒崎〜大谷間で約14分、下到津〜小倉駅北間で約6分、一般道を利用した場合よりも時間短縮ができるという。

 同都市高速の1日当たりの通行量は、1992年度の11万5千台をピークに減少が続いている。北九州市の人口減少や経済不況、一般道の整備拡充などが原 因とみられ、2009年度は8万4千台まで落ち込む見込み。1区間の利用者は1日当たり約1000台という。同公社の渡口潔理事長は「普段あまり北九州都 市高速を利用しない人が、利用するきっかけになってほしい」と話している。

北九州都市高速 東田ランプ 12月15日供用 (2010 年11月17日『西日本新聞』

 福岡北九州高速道路公社と北九州市は、北九州都市高速5号線大谷〜枝光間に建設中だった「東田ランプ」(八幡東区東田1丁目)の供用を12月15日午後 3時から開始する。これを記念して同日から来年1月14日まで、東田ランプか近くの枝光ランプから都市高速を利用した場合、料金を半額に割り引く。

 東田は新日本製鉄の製鉄所跡地に企業進出が進んでいる地区で、供用開始により物流の効率化と渋滞緩和が見込まれる。ランプがJR八幡駅(同区西本町)に 近接していることから、公社は、駅周辺や、高速道のない八幡西区北東部からの利用の増加も期待している。

 東田ランプは将来的には、西側半分の約2.9キロだけ開通している国道3号黒崎バイパス(八幡西区陣原〜八幡東区西本町、約5.8キロ)の東端と接続さ れる予定。これにより黒崎バイパスと都市高速5号線が直結し、黒崎、小倉間の走行時間が大幅に短縮される。

 都市高速では、料金自動収受システム(ETC)搭載車を対象とした大幅割引も12月1日から再開される。1区間だけ利用する場合の普通車通行料が100 円(通常500円)になる。公社=093(922)6811。