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とはずがたりな掲示板  高速道路・地域高規格道路・自動車専用道路スレ
西九州自動車道
2012.6.2作成
▼全体概要  ▼福岡都市高速道路5号線  ▼今 宿 道路▽福岡前原道路)  ▼二丈浜玉道路  ▼唐津道路  ▼唐津伊万里道路
▼伊万里道路・伊万里松浦道路  ▼松浦〜佐々  ▼佐々佐世保道路・佐世保道路  ▼武雄佐世保道路


▼全体概要
 西九州道は福岡、佐賀、長崎の3県を循環する延長約150kmの自動車専用道路である。福岡都市圏の区間は福岡都市高速道路や福岡県道路公社による福岡 前原道路として整備が完了している一方で、二丈浜玉道路というそれほど高規格ではない有料道路を当面活用したり、佐賀県内の一部は完成2車線の規格で整備 が進められたりと様々な規格を織り交ぜつつ、建設が行われている。両端で整備が進んでいて既に6割程度の区間が開通済みである。


◆鹿家〜佐世保無料に 西九州道 (2005 年7月9日『西日本新聞』

 国交省九州地方整備局の岡本博・道路部長は8日、佐賀県唐津市で開かれた「西九州自動車道建設促進期成会」総会で、建設を進める鹿家(しかか)インター チェンジ(IC、福岡県二丈町)〜佐世保IC(長崎県佐世保市)間を無料区間とすることを明らかにした。

 西九州自動車道は、福岡市の九州自動車道・月隈ジャンクションから唐津市、佐賀県伊万里市、長崎県松浦市、佐世保市、佐賀県武雄市を結び、長崎自動車道 と直結する九州北部の循環道路。総延長150キロのうち約半分の78.5キロが無料区間となる。

 岡本部長は無料区間の設定について「区間は福岡市、佐世保市地区に比べて人口規模が小さく、有料では利用が減ることを考慮した」と説明。有料道路のIC は平均20キロごとに設置できるが、無料区間は距離に関係なく接続口を造ることが可能で、同道路の活用策も広がるという。

 同道路は福重ジャンクション〜前原IC間、武雄ジャンクション〜佐世保みなとIC間などが供用中。
 今年12月には唐津市内の浜玉IC〜唐津ICが、2009年度には鹿家IC〜浜玉IC、佐世保みなとIC〜中里ICが供用開始予定。


▼福岡都市高速道路5号線    
◆福岡都市高5号線 板付〜野多目間 27日に供用開始 (2004 年6月5日『西日本新聞』

 福岡北九州高速道路公社は4日、福岡高速道路5号線の板付(福岡市博多区)〜野多目(同市南区)間2.9キロを27日午後3時から供用開始すると発表し た。

 供用開始による所要時間の短縮は、野多目〜太宰府インターチェンジ間が約26分から8分に、野多目〜天神間が23分から17分になるという。5号線が福 重ジャンクション(西区)に接続し、全線開通するのは2006年春の予定。また、国道202号福岡外環状道路の的場〜向新町間(同市南区、0.4キロ)も 27日開通する。

◆環状道路ネットが誕生 移動時間短縮など期待 福岡市 (2006 年1月28日『西日本新聞』

 福岡市南部と西部を結ぶ福岡都市高速道路5号線の野多目(南区)〜堤(城南区)間の4.4キロが、3月26日に開通する。幹線道路とつながる環状道路 ネットワークが供用開始し、移動時間の短縮や都心部の交通量減少などが期待されている。

 福岡北九州高速道路公社などによると、5号線は、博多区西月隈と西区福重を結ぶ全長18.1キロ。福重では、西九州自動車道とも連結する。当初は今年春 の全線開通を目指していたが、用地買収の遅れなどから昨年2月、2012年度まで開通時期がずれ込むことを盛り込んだ整備計画に変更している。5号線は野 多目〜堤間の開通により、残りの未供用区間は堤から福重までの8.1キロとなる。

 5号線の直下では、国道202号外環状道路の整備が進んでおり、野多目〜堤間の開通までには、福重側から堤までの2車線道路が完成、供用開始する見込 み。この結果、福重から堤まで外環状道路を利用し、堤で5号線に乗り換え都心部や郊外に向かうことが可能となる。このルートを使えば、城南区七隈など福岡 大周辺から福岡空港までは現在の46分間が19分間に、太宰府ICまでの所要時間は55分間が14分間に大幅に短縮されるという。

 一方で、環状道路ネットワーク整備は、マイカー利用者の利便性を高め、昨年2月に開業した福岡市営地下鉄七隈線にも影響を与えそうだ。福岡大から西側 は、外環状道路の直下を地下鉄が運行する「三層構造」となっており、福岡市交通局営業課は「今後、都市高速が西へと延びてくることと合わせて考えると、 (開業以来、伸び悩む)乗客数が何らかの影響を受けることも考えられる」としている。

◆都市高速と外環状道路が連結 堤インター26日開通 環状ネットワークが誕生  (2006 年3月25日『西日本新聞』

 福岡都市高速5号線と国道202号福岡外環状道路が26日、福岡市城南区堤で連結し、福岡都市圏をぐるりと循環する環状道路ネットワークが誕生する。都 市圏南部と西部を結ぶ新たなバイパスが完成することで、都心を通過する交通量が減り、渋滞緩和も期待される。一方、交通量の増加が予想される一部地域で は、子どもや高齢者の安全を懸念する声が聞かれる。

 今回開通するのは、都市高速5号線の野多目〜堤間(4.4キロ)と、外環状道路の福大トンネル部分(片江〜梅林、トンネルは長さ870メートル)。国交 省福岡国道事務所によると、都心の天神やJR博多駅周辺を横切る「通過車両」は1日約3万3千台。開通後はその約3割が外環状道路に流れると見込む。ま た、都市高速の延伸で、堤料金所に近い福岡大(城南区七隈)周辺からの所要時間は、福岡空港まで約27分、太宰府インターまで約41分、それぞれ短縮でき ると試算している。

 都市圏南部に位置する春日、大野城両市と那珂川町を管轄する「春日・大野城・那珂川消防本部」(春日市)の昨年1年間の救急車出動は約8500件。う ち、重篤患者など86件は、高度な医療体制を整備した福大病院へ搬送した。その際、救急隊員を悩ませてきたのが慢性的な渋滞。救急車はサイレンを鳴らしな がら安全第一にゆっくりと進むより仕方がない。特に朝夕のラッシュ時には、移動に約30分要したケースもあったという。同本部消防司令長の池田卯八さん (58)は「これで大幅な搬送時間の短縮が見込まれる。一刻を争うだけに新ルート開通は大変ありがたい」と期待する。

 一方、すぐ近くを外環状道路が通る同市早良区の賀茂小学校。通勤時間帯には多くの車で渋滞し、一部は抜け道として住宅街の通学路まで入り込む。子どもが 安全に登校できるよう、校区住民のボランティア約30人が毎朝通学路に立ち、交通指導にあたる。「道路開通でさらに交通量が増えるだろう。そうなれば子ど もたちの事故が心配」。ボランティアの一人、同校区自治協議会の大塚恵三会長(63)は心配そう。来月、ボランティアメンバーを母体に、防犯や防災目的も 加えた新組織を協議会内に立ち上げる予定で、「朝の交通指導も強化したい」と話している。

◆福岡都市高速道路5号線、堤〜野芥間3.1キロが開通/野芥から太宰府ICまでが15分に  (2008 年4月19日『西日本新聞』

 福岡市の南西部を走る福岡都市高速道路5号線の堤(同市城南区)〜野芥(のけ)(同市早良区)間3.1キロの開通式典が19日午前、現地で開かれた。同 区間は同日午後3時から通行可能となる。5号線は、同市博多区の月隈ジャンクション(JCT)から、同市西区の福重JCTまでの18.1キロ。同区間の開 通により、野芥〜福重JCT間5キロを除く13.1キロがつながった。

 野芥ランプ周辺で開かれた式典では、吉田宏福岡市長が「道路交通の円滑化や都市機能の維持に貢献するものと期待します」とあいさつ。麻生渡福岡県知事は 「(揮発油税などの)暫定税率回復をお願いしたい」と述べた。テープカットの後、関係者が堤方面へと車でパレードした。

 福岡北九州高速道路公社は、同区間の開通により、野芥周辺から太宰府インターチェンジ(太宰府市)への所要時間がこれまでの4分の1(約15分)に短縮 されると試算している。

◆福岡都市高速と西九州道、2月26日直結・開通 (2010 年12月21日『読売新聞』

  福岡北九州高速道路公社は20日、福岡高速5号線・野芥〜福重間4.1キロと、同5号線と西九州自動車道・福重ジャンクション(JCT)を つなぐ0.9キロの計5キロ区間が来年2月26日に開通すると発表した。公社は当初、3月の開通を予定していたが、同月12日の九州新幹線鹿児島ルートの 全線開業で、JR博多駅そばを通る福岡高速2号線の混雑が予想されることなどから、同5号線と西九州自動車道の直結を先行させることにした。事業費は 484億円。

 公社によると、今回の開通で、福重JCTから九州自動車道・太宰府インターに向かう場合、福岡高速1、2号線経由に比べ20分程度短縮できるという。福 岡高速は1号線と5号線をつなぐ0.9キロ区間が開通する2012年に環状線になる。

◆都市高1日600台増 西九州道との直結で (2012 年2月25日『西日本新聞』

 福岡北九州高速道路公社は24日、昨年2月に福岡都市高速5号線(福岡市博多区西月隈〜西区福重)が西九州自動車道と直結し、都市高速の環状化がほぼ完 成したことで、都市高速全体の1日の平均交通量が前年同期比で約600台増えたと発表した。1号線(東区香住ケ丘〜福重)、2号線(博多区千代〜太宰府市 水城)の車両が5号線に分散し、渋滞件数も約3割減ったという。

 同公社は昨年5月〜今年2月中旬までの交通量を調査し、前年同時期のデータと比較した。1日の平均交通量は、1、2号線が千鳥橋ジャンクション (JCT)で7600台、天神北〜西公園間で7900台それぞれ減少。一方、5号線は昨年2月26日に新たに開通した野芥〜福重JCT間で1万600台が 通過し、月隈JCTでも前年同期比で5400台増えた。都市高速と西九州道を乗り継ぐ車両は1日平均1万8400台で、1700台増えた。

 都市高速全体の1日平均交通量は約16万3700台で、前年より600台増。500メートル以上にわたって時速20キロ以下の状態が続く交通渋滞の件数 は133件で、前年同期から64件減った。都市高速5号線は今年夏、残り0.9キロの未供用区間が開通し、1周35キロの環状線が完成する。同公社は 「1、2号線から5号線に交通の流れが分散する傾向にあり、朝夕も渋滞に巻き込まれず、時間通り目的地に到着できるようになった。環状線の完成で利便性を さらに高め、利用者を増やしたい」としている。


▼今宿道路    


▽福岡前原道路    




 福岡前原有料道路は一般国道202号の福岡都市部周辺の交通渋滞緩和のために、高架式の自動車専用道路として建設しました。福岡都市圏へのアクセスロー ドとして地域住民の産業・経済の発展に大きく役立っています。この有料道路は西九州自動車道の一部として位置づけられており、福岡、佐賀、長崎を結ぶ交通 体系強化のため道路整備が期待されています。

 平成13年10月に福岡都市高速道路とつながり、天神〜前原間の所要時間が約30分になりました。また平成15年11月には、福岡市西区周船寺〜前原市 間の4車線化も完成し、さらに便利になりました。
路 線名
一般国道 497号
区 間
福岡市西 区拾六町1丁目から糸島市東まで
道 路延長
14.2km
道 路の区分
第1種第 2級及び第1種第3級
道 路の幅員
19.75〜23.5m (4車線)
設 計速度
100km/h 及び80km/h


▼二丈浜玉道路    



 二丈浜玉有料道路は、一般国道202号の糸島市二丈福井から唐津市浜玉町間の災害による通行止めや交通混雑を解消するために建設しました。この有料道路 の開通によって、福岡から福岡前原有料道路を経由し、唐津までの所要時間が大幅に短縮され、西九州の産業経済の発展に役立っています。

 歴史豊かな伊都国を抜けると、目の前に迫る雄大な脊振山系の山々や波打ち寄せる玄界灘を見おろし、レジャーを楽しむ車でいっぱいです。
 さらに、平成21年12月には唐津道路が接続し伊万里方面へはますます便利になりました。
路 線名
一般国道 202号
区 間
福岡県糸 島市二丈福井から佐賀県唐津市浜玉町浜崎まで
道 路延長
8.5km (福岡県6.4km 佐賀県2.1km)
道 路の区分
第3種第 2級
道 路の幅員
7.0〜8.5m (暫定2車線)
設 計速度
60km/h

◆二丈浜玉有料道事業費 佐賀、返済延長せず 福岡は公金投入も  (2012 年1月16日『西日本新聞』

 福岡県糸島市と佐賀県唐津市を結ぶ「二丈浜玉有料道路」が事業費の返済期限を迎える2012年度末までに、福岡県道路公社が約30億円を返済できない見 通しになっている問題で、佐賀県側は返済(有料)期限の延長に応じられないとの見解を示していることが15日、分かった。福岡県だけが有料道を継続するこ とは難しく、期限内に完済するためには同県が公金を投入する事態を避けられそうにない。

 二丈浜玉道は福岡、佐賀両県の道路公社が管理しており、総事業費約172億円を福岡8、佐賀2の割合で負担している。通行料などで30年かけて返済、無 料化する計画だが、利用は需要予測を大幅に下回っており、福岡側負担分約136億円のうち約30億円が未返済のまま残る見通し。

 返済方法は(1)返済(有料)期限延長(2)通行料値上げ(3)公金投入−が考えられ、福岡県は過去に期限延長を検討していた。2県の公社が管理する有 料道は全国でも珍しく、国土交通省によると一方の県だけの有料継続や料金値上げは前例がない。実現には佐賀県の同意が不可欠だが、同県は難色を示してい る。

 佐賀県は1983−88年度、県道路公社に計約10億円を無利子融資しており、期限内に負担分を返済可能。返済完了すれば二丈浜玉道は国管理に移るが、 福岡とともに期限延長すれば佐賀側にも道路維持費などの負担が生じる。佐賀県道路課は「佐賀は計画通り(13年度から)無料開放すると福岡県に伝えてあ る。返済延長に応じるのは困難」という。

 通行料値上げについても福岡県内で沿線住民の反発が強く、このままでは何らかの形で県が公金を投入せざるを得ない。国交省有料道路調整室は「公社や県同 士で協議して決めるべきだ。(福岡県が)公社に対する出資金の一部を放棄する形で事実上公金投入するのも方法の一つ」と話している。


▼唐津道路    
車 線数
4車線
区 間
自:福岡 県糸島市二丈鹿家〜至:唐津市中原
延 長
10.4km
 国道497号西九州自動車道唐津道路は、唐津伊万里道路等とともに高規格幹線道路網を形成する西九州自動車道の一環として計画された全長 10.4kmの自動車専用道路で、九州西北部〜福岡都市圏における相互交通の利便性の向上、高速定時性の確保に伴う輸送時間の短縮並びに、地域経済の活性 化の核として大きな役割を果たします。
 昭和63年に事業着手し、平成17年12月に浜玉IC〜唐津IC(延長6.6km)を、平成21年12月には残りの浜玉IC〜二丈鹿家IC(延長 3.8km)を暫定2車線で完成し、現在全線供用中です。



◆西九州自動車道・唐津道路の一部が開通 (2005 年12月19日『西日本新聞』

 福岡、佐賀、長崎を結ぶ西九州自動車道の「唐津道路」(福岡県二丈町〜佐賀県唐津市、10.4キロ)の唐津市内部分(6.6キロ)が18日、開通した。 開通したルートは、浜玉〜唐津インターチェンジ(IC)間で1995年度に着工、総工費は約300億円。暫定2車線の部分供用となり、通行料は無料。速度 は60キロ規制で、福岡市〜唐津市間は従来より約6分短縮されるという。

 午後4時の一般供用開始を前に、開通式典が同日午前、唐津ICで行われ、九州地方整備局の宮田年耕局長らがテープカットした。唐津道路の残り「鹿家〜浜 玉間」(3.8キロ)について、国交省は2009年度開通を目標にしている。完成すれば、福岡県の二丈浜玉有料道路と直結する。

◆福岡都市圏と直結 唐津道路全面開通 12日  (2009年12 月8日『佐賀新聞』

 九州北西部の海岸沿いを走る西九州自動車道の二丈鹿家〜浜玉間(3.8キロ)が12日に開通する。既に開通している唐津部分と合わせ、唐津道路 (10.4キロ)の全面開通となり、唐津市と福岡都市圏が”直結”する。唐津市は物流機能の向上や観光、救急医療など多方面の効果を期待する。
 
 開通する二丈鹿家〜浜玉間は幅10.5メートルの片側1車線で、事業費は約150億円。二丈浜玉有料道路に直結しているが、開通区間の通行料は無料。 2005年に開通していた浜玉〜唐津間とつながり、唐津競艇場南側の唐津ICから福岡まで直結する。「唐津港の取扱量増加や企業誘致を目指す上で大きなア ピール材料になる。観光や産業面でも効果は大きい」。唐津市で整備を求めてきた関係者は期待する。

 唐津の新たな”玄関口”となる唐津IC近くには、JAからつが来年3月下旬、大型ファーマーズマーケットを開くほか、唐津観光協会などは新たにドライブ マップを作成。準備を進めている。西九州道は、福岡市から唐津、伊万里、松浦、佐世保市を経由し武雄市に至る150キロ。佐賀県関係は唐津道路のほか、唐 津伊万里道路(唐津市中原〜伊万里市南波多町、18.1キロ)、伊万里道路(同南波多町〜同東山代町、6.6キロ)、伊万里松浦道路(同東山代町〜長崎県 松浦市、17.2キロ)がある。

 唐津伊万里道路と伊万里松浦道路は、一部区間で橋梁の下部工事や土盛りなどの改良工事に着工。伊万里道路も、年度内に設計を地元と協議した上で、用地幅 を決める杭(くい)を打ちたい考え。ただ、政権交代で道路予算の見通しは不透明で「今後の見通しは分からない」(佐賀国道事務所)という状況。以前は唐津 〜北波多間(8キロ)は11年度開通予定と公表していたが、政権交代以降は説明資料などから削除した。

 伊万里市の塚部芳和市長は2日の会見で、既に工事着工していることを挙げて「事業凍結はないと思う」としながらも「遅れが出ることを懸念している」と不 安も漏らした。伊万里港の利活用推進など、同市にとっては不可欠な路線だけに「今後も要望を続けたい」と話す。
【写真】12日に開通する西九州自動車道の二丈鹿家〜浜玉間=唐津市浜玉 町

◆唐津市の国道 速度規制見直し 10キロ引き上げへ (2012年02 月29日『佐賀新聞』

 唐津市の国道497号唐津道路・浜玉インター〜唐津インター間(約6キロ)の制限速度が3月1日午後から、現行の60キロから70キロへ10キロ引き上 げられる。県警交通規制課によると、同路線は自動車専用道路で、幅員を上下2車線で10メートル確保するなど、制限速度80キロでも安全に走行できるよう に設計。ただ、現在は中央分離帯がないため、80キロまでは上げずに70キロとする。

 これまでは約6キロと距離が短いこともあり、浜玉インターから福岡方面に合わせて60キロ規制としていた。同路線の延長区間・唐津インター〜唐津千々賀 山田インター間約4キロが3月24日、制限速度70キロで開通予定。それに合わせ、浜玉インター〜唐津インター間も70キロに変更する。


▼唐津伊万里道路    
車 線数
4車線
区 間
自:唐津 市中原〜至:伊万里市南波多町府招
延 長
18.1km
 唐津伊万里道路は、国道497号西九州自動車道・唐津道路に続く全長18.1kmの自動車専用道路であり、唐津市と伊万里市とを結ぶ高規格幹線道路で す。
 これら2都市間におけるバイパス機能強化を図るとともに唐津道路と接続することで北部九州ネットワークづくりの根幹として通勤圏域の拡大や物資の物流促 進、人々の交流の活性化といった役割を果たします。
 平成24年度は、唐津千々賀山田IC〜北波多IC間(延長3.5q)の平成25年度供用及び北波多IC〜谷口IC(仮称)間(延長4.8km)の平成 26年度供用を目指し、引き続き改良工事を推進するとともに、舗装工事等を実施します。



開通状況(養母田地区)【写真A】


開通状況(唐津千々賀山田IC付近)【写真B】

◆西九州道唐津〜山田が開通 (2012 年3月25日『西日本新聞』

 国土交通省が唐津市で整備を進めてきた西九州自動車道・唐津伊万里道路の唐津インターチェンジ(IC)〜唐津千々賀山田IC間(約4.5キロ)の通行が 24日始まった。平行する国道202号の代替道路として時間短縮と周辺の渋滞緩和が期待されている。

 同区間は2002年着工、総事業費は260億円。暫定片側1車線で、二丈鹿家IC〜唐津IC間と同様、通行料は無料。最高速度は70キロ。唐津ICで開 通式典があり、行政関係者や地元住民など約100人が出席。唐津市の坂井俊之市長は「経済や医療面で、最大限に『幸せ』を運ぶ道路として生かしたい」と述 べた。

 西九州道は福岡市を起点に唐津、伊万里両市、長崎県佐世保市を経て武雄市で長崎自動車道に接続する総延長約150キロの自動車専用道。今回の開通で、全 体の6割を超える約92キロが完成した。


▼伊万里道路・伊万里松浦道路    
【伊万里道路】
【伊万里松浦道路】
車 線数
4車線
車 線数
2車線
区 間
自:伊万 里市南波多町府招〜至:伊万里市東山代町長浜
区 間
自:伊万 里市東山代町長浜〜至:長崎県松浦市志佐町
延 長
6.6km
延 長
17.2km
 伊万里道路は、西九州自動車道の唐津伊万里道路に続く全長6.6kmの自動車専用道路であり、九州西北部〜福岡都市圏における相互交通の利便性の向上、 高速定時性の確保により輸送時間が短縮され、地域経済の活性化に大きく寄与します。また、佐賀県西北部の幹線道路である一般国道202号の代替路線として の機能も有します。
 平成24年度は、伊万里東IC(仮称)〜伊万里中IC(仮称)間において用地買収を推進します。また、残りの区間については道路設計等を実施します。

 伊万里松浦道路は、西九州自動車道の伊万里道路に続く全長17.2km(うち佐賀県側10.1km)の自動車専用道路であり、伊万里市と長崎県松浦市と を結ぶ高規格幹線道路です。また、本道路は九州西北部〜福岡都市圏における相互交通の利便性の向上、高速定時性の確保により輸送時間が短縮され、地域経済 の活性化に大きく寄与します。
 平成24年度は、山代IC(仮称)〜今福IC(仮称)間の平成26年度供用を目指し、用地買収を推進するとともに、橋梁工事及び改良工事等を実施しま す。

佐賀国道事務所webサイトよ り)


◆県内5ICなど案公表 西九州自動車道 県の都市計画原案 手続き開始  (2005 年2月9日『西日本新聞』

 国土交通省は、高規格幹線道路・西九州自動車道(福岡市博多区〜武雄市、約150キロ)のうち、伊万里道路(約7キロ)と伊万里松浦道路(約17キロ、 うち県内は約10キロ)について、インターチェンジとルートの案を明らかにした。インター名は仮称で、県内は伊万里東、伊万里中、伊万里西、楠久、山代の 五カ所。長崎県側は今福、調川、松浦の三カ所。

 伊万里道路と伊万里松浦道路は現在、着工へ向けた第一段階の「基本計画」区間。1月31日から、次の段階の「都市計画」決定に向け、都市計画原案の住民 説明会や閲覧などの手続きを県が行っており、その中で、初めてインターと具体的なルートが明らかにされた。都市計画決定は来年秋が目標。その後は着工がで きる整備計画の決定を目指す。開通時期は未定という。

 伊万里道路は片側2車線、伊万里松浦道路は片側1車線の計画。
 西九州自動車道は、福岡市から福岡県前原市、唐津市、伊万里市、長崎県松浦市、同県佐世保市を経て武雄市に至り、総延長約150キロのうち約55キロが 開通している。

◆西九州道、伊万里方面は未定 (2009 年11月23日『朝日新聞』

 国が整備している西九州自動車道の一部で、福岡県二丈町鹿家と唐津市中原を結ぶ唐津道路(全長10.4キロ)のうち、同町鹿家〜同市浜玉町大江の3.8 キロが今月中にも工事を終え、12月12日に開通する。既に開通している同市浜玉町大江〜同市中原の6.6キロと合わせて、唐津道路は全線開通することに なる。だが、西九州道の唐津以西では、今夏の政権交代で来年度の予算編成が不透明なことから、着工済みでも完成を見通せない区間も出てきている。

 西九州道は福岡市から唐津、伊万里、長崎県松浦市、同県佐世保市を経て武雄市に至る全長約150キロの自動車専用道路。唐津道路から西へは、唐津伊万里 道路、伊万里道路、伊万里松浦道路が計画されている。国土交通省九州地方整備局佐賀国道事務所によると、12月に開通する唐津道路の区間は05年度に着工 し、総事業費は約150億円という。

 一方、唐津道路に接続して伊万里方面へと通じる唐津伊万里道路(18.1キロ)の唐津〜北波多(唐津市北波多)区間は、02年度に着工し、11年度にも 開通予定としていた。だが、同事務所は「今夏の政権交代によって、来年度以降の予算が全く分からなくなっており、開通時期は未定だ」としている。


◆西九州道2区間開通へ 伊万里 (2011 年02月11日『朝日新聞』

 伊万里市の塚部芳和市長は10日、同市を通る西九州自動車道の2区間が2014年度に開通することが、国土交通省の直轄事業の事業計画で決定したと発表 した。

 今回、完成年度が決まったのは全長約150キロの西九州自動車道のうち、唐津市と伊万里市を結ぶ「唐津伊万里道路」の北波多〜谷口インター(IC)間 (4.8キロ)と、伊万里市と長崎県松浦市を結ぶ「伊万里松浦道路」の山代〜今福IC間(5.5キロ)。これによって、今年度開通予定の唐津〜北波多IC 間(8.0キロ)を合わせると、福岡〜伊万里間の所要時間は現在の約1時間半から約20分間短縮されるという。

 また、事業計画には、伊万里港の国際コンテナターミナルに水深13メートルの岸壁を12年度に完成させることも盛り込まれた。塚部市長は「今度の事業計 画で、海と陸のネットワーク化が図られ、伊万里港の博多港のサブ港としての役割が一層増す」と期待を表明した。


▼松浦〜佐々    
◆西九州道 アセス開始 佐々〜松浦 (2012 年01月26日『朝日新聞』

 国土交通省は25日、西九州自動車道で未着手となっている佐々町〜松浦市間(約19キロ)について環境影響評価(アセスメント)や都市計画の手続きを始 めると発表した。完了まで3〜5年程度かかる見通し。一連の手続きの結果、事業化が認められれば、設計や用地買収、工事に入る。

 西九州道は、福岡市から佐賀県武雄市までの約150キロを結ぶ計画。このうち松浦〜佐々の区間だけが正式ルートも定まらず未着手のままとなっている。


▼佐々佐世保道路・佐世保道路    



◆西九州自動車道 佐世保みなと〜相浦中里 7.9キロ、20日に開通  (2010 年3月2日『西日本新聞』

 国土交通省などが建設を進めていた西九州自動車道佐世保みなとインターチェンジ(IC)と相浦中里IC間(7.9キロ)が20日、開通する。西九州自動 車道は、福岡、佐賀、長崎3県にまたがる総延長約150キロの自動車専用道路。このうち、南回りでは武雄南IC(佐賀県武雄市)〜佐世保みなとIC (27.5キロ)が既に開通しており、今回はその延伸部分となる。

 開通に伴って、佐世保みなとICの料金所は佐世保大塔ICに移転。佐世保みなとICから、相浦方面への乗り降りはできない。開通区間の料金は佐世保大塔 IC〜佐世保中央ICが大型車250円、普通車150円、軽乗用車100円。佐世保中央IC〜相浦中里ICは無料となる。

 開通に先立ち、14日には同所で「西九州道開通記念フェスタ」が開かれる。佐世保中央IC〜相浦中里IC間の弓張トンネル(2.6キロ)の内壁に、道路 建設過程の写真を映すスライドショーや道路を自由に歩くフリーウオークのほか、地元特産品の販売、演奏会などもある。午前10時〜午後3時。入場無料。

 今後の延伸については相浦中里IC〜佐々IC(仮称、4キロ)間が来年3月に予定されている。

◆佐世保中央IC「危険だ」 進路迷い 急な停車や車線変更続発  (2010 年4月3日『西日本新聞』

 開通したばかりの西九州自動車道の佐世保中央インターチェンジ(IC、佐世保市矢岳町)で、進入路の案内表示が分かりづらく分岐点で急な停車や車線変更 が相次いでいる。利用者から「危険だ」という苦情が多く寄せられており、長崎河川国道事務所は案内表示を急きょ追加するなど対応に追われ、注意を呼び掛け ている。

 危険が指摘されているのは、3月20日に開通した佐世保中央ICの進入路。円を描く急カーブの途中に佐世保大塔IC方面と相浦中里IC方面に向かう分岐 点がある。分岐点入り口にそれぞれ「武雄」「松浦 平戸」と表示した看板があるが、急カーブの途中でいきなり看板が目に入ってくるため、急ブレーキをかけ たり、進入路を間違ったりするケースが続出しているという。

 県警高速隊によると、3月29日には神奈川県から来た観光客男性(46)の車が分岐点直前で停車し、後続車から追突される事故が発生した。男性は「長崎 市に向かいたいのに武雄とだけ表示してあるので迷ってしまった」と話したという。ハウステンボスに向かっていた平戸市の会社員男性(39)は間違えて松浦 方面に進み、相浦中里ICで折り返すはめになった。

 苦情を受け、長崎河川国道事務所は3月下旬に「大塔武雄方面」「中里平戸方面」とした仮設案内板を道路脇5カ所に設置。2日には進入路の路面3カ所に 「武雄」「松浦・平戸」と表示したペイントを完成させた。同事務所は「対策はひとまず講じた」としているが、県警高速隊は「大型連休には県外から来る人が 増える。福岡や長崎なども示す補助板が必要だ」と指摘。米海軍佐世保基地が近いため、外国人向けの表示を求める声もある。

 このほか佐世保署によると、IC出入り口の真横にある佐世保バーガー店前の県道でも違法駐車が増加している。付近の駐車場が不足しているためで、佐世保 市と佐世保観光コンベンション協会は「まちなか観光のため」としてIC横の土地を国などから借り受けた駐車場整備を計画。バス7台と乗用車57台を収容で きる1時間100円の有料駐車場を、4月下旬にもオープンする予定だ。

 長崎河川国道事務所は「ほかにも危険な点に気付いたら連絡してほしい」と話している。同事務所=095(839)9211。

◆一般道3割減、渋滞緩和貢献 佐世保みなと〜相浦中里ICの1カ月交通量  (2010 年5月15日『長崎新聞』

 国土交通省長崎河川国道事務所と西日本高速道路九州支社は14日、3月20日開通した西九州自動車道の佐世保みなとインターチェンジ(IC)〜佐世保中 央IC〜相浦中里IC間(7.9キロ)の開通から1カ月間の平均交通量を発表した。開通後、国道35号、204号などの一般道の交通量が最大で3割近く減 少し、渋滞緩和につながったとみている。

 調査結果では、佐世保みなとIC〜佐世保中央IC間の1日の平均交通量は1万5900台、佐世保中央IC〜相浦中里IC間は1万5800台。すでに供用 していた佐世保大塔IC〜佐世保みなとIC間では2万5300台で、昨年同期の1万7500台よりも8千台増加した。

 一方、開通後の一般道の交通量は開通前よりも10〜26%減少。国道204号の瀬戸越交差点付近では、午前10時ごろに最大200メートルの渋滞が発生 していたが、開通後は渋滞が見られなくなったという。

 所要時間も、相浦中里地区〜佐世保市中心部間は、国道204号を使うと21分だが、佐世保中央IC〜相浦中里ICを利用すると8分に短縮。佐世保市内の タクシー会社5社の運転手を対象にしたアンケートでも7割以上が所要時間について「非常に向上した」と答えたという。

 同事務所は「今のところ、交通量がうまく分散化され、期待していた結果が出ている」としている。

開通で一般道の渋滞緩和が見られる
西九州自動車道の佐世保中央IC付近
=佐世保市矢岳町


◆佐々IC開通は今秋に 西九州道相浦中里〜佐々間 (2011年 1月13日『西日本新聞』)

 西九州自動車道相浦中里インターチェンジ(IC、佐世保市)〜佐々IC(佐々町)の開通が当初見込みよりも半年遅れの今年秋になる見通しとなった。事業 主体の国交省から佐世保市に連絡が入ったという。

 佐世保市によると、同区間(4キロ)は想定より硬い岩が広範囲にあることから工事が大幅に遅れ、今年3月末の開通予定が延期されていた。市は佐々ICか ら約2キロ離れた同市小佐々町内に市営工業団地の新設を計画しているが、分譲開始は2013年度の予定で、開通の遅れによる影響はないという。

 一方、市は7日の市議会交通体系整備特別委に、西九州自動車道の無料化社会実験による渋滞が全国ワースト2だったことを報告した。6月から9月にかけて の国交省の調査で、平日は66日間のうち53日間、休日は29日間のうち25日間で渋滞が発生したという。同区間の無料化は3月末まで確定しており、来年 度も継続対象となるかは未定。


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