道路族 京阪奈の道路 大和中央道(京阪奈~結崎) 奈良都市計画

大和中央道
見直し関連と対策。。

奈良県の道路ウオッチャーなんて者が居るとすれば(少なくとも1名は居る。。),かなりの衝撃が走った大和中央道の廃止案である。。
2009年頃に見直し有りのニュースが入り,2012年頃には県から案が提出され,結局その年末の奈良県都市計画審議会で正式に決まってしまったようである。。

全線開通に黄信号 - 県、計画見直しも【大和中央道】
http://www.nara-np.co.jp/20090618110115.html

2009年6月18日 奈良新聞

  昭和41年に旧都市計画法に基づいて都市計画決定された「大和中央道」(奈良市押熊町~大和郡山市額田部南町、総延長約14.3キロ)の全線開通に黄信号 がともり始めた。国の交通需要推計(平成17年度)を基にした交通量推計で、県は国の平均(約4.5%減少)を大きく上回る15%減少が見込まれ、全体的 な道路網の再検討が進む。県の南北道については、枚方大和郡山線(4車線)の整備や京奈和自動車道の進ちょくなど、大和中央道を取り巻く環境がこの間大き く変化。県は現在行っている交通量の将来予測調査を基に、計画の見直しの可能性も示唆している。

 17日の県議会幹線・交通対策特別委員会で明らかになった。

 大和中央道は県のほぼ中央部分を走る南北幹線道路で、西名阪とスマート・インター・チェンジで連結する計画を本年度事業化。京奈和自動車道など周辺幹線との道路ネットワーク化が期待される。

  しかし区間ごとの道路整備状況は、用地買収などの遅れもあり、平成20年5月に暫定供用された奈良市宝来町~菅原町の「菅原区間」(市施工分、0.3キ ロ)を含め、道路供用区間は約9.6キロで供用率は総延長距離に対し67.1%。奈良市秋篠町~田2丁目の「敷島工区」(市施工分、奈良市秋篠町~赤田町 2丁目、0.8キロ)など事業途中(用地買収約60%)の区間や、未着手区間が奈良~大和郡山市など2工区(延長約4.2キロ)あり、同区間は事業認可も されていない。

  こうした中、県は平成17年度の交通需要推計で、将来交通量推計が減少するとの見通しを受け、国が行う道路事業の「事業中個所の費用対効果」の見直しや、 「道路計画におけるネットワーク・構造規格の見直し」の動向を見据えながら、県独自で道路ネットワークの整備方針の再検討を進めている。

 この日の県議会特別委では荻田義雄委員(自民党改革)が今後の方針についてただし、県担当課は「交通量調査や道路の渋滞状況予測、ネットワーク化などを見て再点検したい」と述べ、判断は今後の状況次第との姿勢を示した。





大和中央道 見直しで計画どう進む
http://www.ac.auone-net.jp/~nara-koe/news197.html
未着手区間の都市計画決定 県が廃止案
 2012年6月1日

 県は、大和中央道の未着手となっている区間のうち、国道308号以南の約3.7キロについて、都市計画決定を廃止する見直し案を公表した。つまり、同区 間の計画は中止するというもの。同道路にはこのほかにも未着手の区間や用地買収を進めている区間、現状では飛び地状に完成している区間がある。今後、計画 はどう進むことになるのか。
 大和中央道は、奈良市押熊町から大和郡山市額田部南町までの14.3キロについて4車線道路を整備する都市計画決定を県が1966年までに行い、これまでに9.6キロが完成または事業着手している。

大和中央道の未着手区間。県が公表した見直し
案や奈良市街路課の説明をもとに作成した  未着手区間4.7キロのうち、県が廃止と判断したのは、奈良市宝来4丁目の阪奈道路(県道奈良生駒線)交差点から大和郡山市城町の県道枚方大和郡山線交 差点までの3.7キロ。理由は、並行する同県道などが同様の機能を受け持つことができるためとした。
 この南北3.7キロのうち、南側は一部道路が完成しており、県道枚方大和郡山線交差点からさらに北へ600メートル近く続く。しかし、住宅地の入り口で 終わっており、4車線の規模ながら現在は生活道路程度の役割しか果たしていない。それが県立奈良病院の移転計画で一転。病院はこの北側、大和中央道の計画 ルート上に2016年度開業予定で、道路はその進入路として利用されることになった。
 一方、阪奈道路から北にも、近鉄奈良線を挟んで未完成区間がある。同線以北の敷島工区831メートルは奈良市が事業主体となっており、現在、用地買収を 進めている段階。市街路課によると、買収は用地全体の76%を終えたが地権者の数が多くて手間取っており、道路完成の見通しは付けにくい状況という。
 同線以南の1キロ余りについても奈良市が事業主体になる予定だが、事業認可に至っていない。市街路課は「敷島工区に一定のめどが付いた時点で、事業認可に向けた協議を県と行いたい」としている。
 こうした未着手区間に挟まれて、飛び地状に完成している区間もある。阪奈道路から南へ国道308号までの宝来工区428メートルは01年に供用を開始し た。県が事業主体となり、29億円が投じられた。同国道以南の計画が中止になれば、4車線道路の断片がぽつんと残る格好になる。同工区の着手当時はまだ、 計画進展の見通しがあったのか。
 県都市計画室は同工区区間の位置付けについて「大和中央道の一部であった当区間は、阪奈道路から国道308号までを県立奈良病院へのアクセス道路として 整備した」と回答した。県立奈良病院の移転後については「(病院がある)平松地区でのまちづくりなどを含む、地域の円滑な交通の確保に寄与する」とした。
 県は、大和中央道など県が都市計画決定した奈良市内などの5つの路線または区間を廃止する見直し案について、6月15日まで県民から意見を募集している。(浅野善一)



大和中央道他4路線の見直し、石木城線の新設、高山富雄小泉線の変更
http://www.pref.nara.jp/29753.htm

大和都市計画道路の変更について
 ・大和中央道〔一部区間の廃止〕
  ・大和田紀寺線〔一部区間の廃止〕
  ・高山富雄小泉線〔一部区間の廃止および変更〕
    ・九条北矢田線〔全区間の廃止〕
  ・郡山生駒線〔一部区間の廃止〕
  ・石木城線〔新規決定〕

大和中央道路と奈良外環のこの区間の廃止で唐招提寺周辺の環境は護られそうだが,地区の交通体系は滅茶苦茶に寸断されてしまう事になる。。
移設される新県奈良(=県立奈良病院)のアクセス道路として活用されるのは喜ばしいけど,どの北側から現県奈良までの間もなんとか計画を残して欲しい所である。。

ただし,この区間はr7枚方大和高田線が絶賛拡幅工事完了,供用中であり多重投資の誹りは免れない所。。
第二阪奈と外環の交叉部にランプ橋(仮称・砂茶屋ICor中町ICのフルインター化の位置づけでも可)を新設して宝来IC~砂茶屋ICを県が買収して建設費を償却,無料化して大和中央道の一部として供用すれば良い。まあ無料化した際はR308だろうけど。