1.
概 要 厚木秦野道路は、一般国道246号バイパスとして現道の交通混雑の解消を図るとともに、第一東海自動車道(東名高速道路)、第二東海自動車道、さがみ縦 貫道路を相互に連絡し、県央・湘南地域の広域的ネットワークを形成し、且つ、沿線の関連開発計画の支援、沿線都市の健全な発展等に寄与する自動車専用道路 です。 平成14年度は、伊勢原地区の用地買収に着手するとともに平成13年度に事業化された厚木地区では、順次測量調査等を進めるとともに、一部区間で工事を 促進していきます。 また、並行する都計道西富岡石倉線事業と一体となって、設計・用地買収手続きを進める必要から伊勢原市西富岡地区の0.7km区間について、平成14年 度より事業に着手します。 2. 計画諸元 全体計画
着工区間
3. 経 緯 ・平成8年6月11日 都市計画決定 ・平成10年度 事業化(伊勢原北IC~伊勢原西IC)延長約4.1km ・平成10年6月16日 地域高規格道路の計画路線に指定。(厚木IC・JCT~秦野西IC)延長約29.1km ・平成10年12月18日 地域高規格道路の整備計画に指定。(伊勢原北IC~伊勢原西IC)延長約4.1km ・平成11年12月17日 地域高規格道路の整備計画に指定。(厚木IC・JCT~厚木北IC)延長約3.6km ・平成13年度 事業化(厚木IC~厚木北IC)延長約3.6km ・平成14年度 事業区間延伸(伊勢原市西富岡~伊勢原北IC)延長約0.7km ・平成26年3月31日 地域高規格道路の整備計画に指定。(伊勢原西 IC~秦野中井IC)延長約5.2km ・平成26年度 事業化(伊勢原西IC~秦野中井IC)延長約 5.2km 出典:横 浜国道事務所・厚木秦野道路 4 延長 約29.1km ・ 市町別
5 連結予定施設
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■【神奈川】厚木秦野道路暫定2車線で整備 横浜国道
(H18/12/6) http://www.kentsu.co.jp/kanagawa/news/p02169.html ■ 国土交通省横浜国道事 務所は、厚木秦野道路の整備で、事業化区間の早期供用に向け、暫定2車線 で整備を進める方針案を固めた。地元からの強い要望も踏まえ、限られた事業費の中でより早く事業の効果を表すための措置。地元自治体などと詳細な協議を行 うとともに用地買収を進め、今後10年間程度での開通を目指す。 厚木秦野道路は、さがみ縦貫道路と接続する、計画区間東側の厚木市中依知の圏央 厚木IC・ジャンクション(JCT)から、伊勢原・秦野・中井町を経て、秦野市矢沢の秦野西インターチェンジ(IC)に至る延長29・1㌔の都市計画道 路。このうち、厚木地区(さがみ縦貫道路と接続する圏央厚木IC・JCT~国道412号と接続する厚木北IC間、延長約3600㍍)と伊勢原地区(第二東 名と接続する伊勢原北IC~国道246号と接続する伊勢原西IC間、延長約4800㍍)の二つの地区を事業化している。当初計画での幅員は20・5㍍で、 4車線。 事業化後、道路線形や構造物の形式などを固めるための予備設計を段階的に行っているほか、地元説明の終わった地区から用地買収を進めて いる。しかし、公共事業費の削減傾向の中で、用地買収の伴う大型事業は多くの事業費と時間を要するため、地元からは、国道246号沿線の慢性的な渋滞の解 消に向けた暫定整備を求める声が出ていた。 同事務所では、こうした要望も踏まえ、事業効果を早期に表すことが重要との判断か ら、暫定2車線で整備する方針を固めた。 用地買収については、完成形(4車線)で進め、一定区間がまとまった地区から2車 線で道路を建設する。 (現在未着工の)厚木北IC~伊勢原北IC間の事業化についても、地元と協議しながら事業化を検討していく見通し。 厚木地区では、地質調査や用地測量がほぼ完了、道路線形や構造物の形式などを固めるための予備設計を進めてきた。さがみ縦貫道路と接続するため、圏央厚木 IC付近では、一部で既存道路の改良工にも着手済み。圏央厚木IC・ JCT~国道129号区間での用地買収は、面積ベースで90%以上となっているが、同 区間以西の用地は未着手のため、全体の用地進捗率は9%にとどまっている。06年度は、国道129号~厚木北IC区間の延長約3000㍍で 用地買収に着手 し、厚木地区の全区間で用地交渉に入る。 一方、伊勢原地区では、伊勢原北ICから南側の延長700㍍部分は予備設計が完了していないため、地元 への用地説明をまだ実施していない。続く延長1100㍍区間は既に用地買収を進めており、同区間だけの用地進捗率は約70%となっている。こちらは06年 度、同区間から南側の、伊勢原西ICまでの延長約3000㍍区間で、新たに用地買収に着手する。 (2006/12/6) |