道路族 とはずがたりな掲示板
三陸道 東北中央道

日本海沿岸東北自動車道(日沿道)
 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)は、新潟市を起点とし青森市を終点とする国土開発幹線自動車道の路線名である。鶴岡市~酒田市で東北横断 自動車道酒田線、秋田市で東北横断自動車道釜石秋田線、小坂町~青森市で東北縦貫自動車道弘前線と重複している。
 ここでは東北道との重複区間が終わる小坂Jct、つまり北の終点側から南の起点側に向かって任意の区間に分けながら纏めている。

<目次>
1.
2.
3.
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7.
8.
9.
10.
11.
小 坂Jct~大館南IC
大 館南IC~あきた北空港IC
あきた北空港IC~二つ井白神IC
二ツ井白神IC~河辺Jct
河辺Jct~象潟IC
象潟IC~遊佐IC
遊佐IC~酒田みなとIC
酒田みなとIC~鶴岡Jct
鶴岡Jct~あつみ温泉IC
あつみ温泉IC~朝日まほろばIC
朝日まほろばIC~新潟中央Jct



1.小坂Jct~大館南IC  

日本海沿岸東北自動車道 大館北~小坂間 (新直轄方式)
◆事業の目的 国 道7号の渋滞緩和、災害時等のリダンダンシーの確保 他
◆事業区間
大館市商人留~小坂町小坂(L=14.0km)
◆構造規格
第1種第3級 幅員w=12.0m
◆事業経緯
平 成15年度 第1回国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)において新直轄方式として位置づけられる。
平成19年度 大茂内第一トンネル(L=1,823m)完成
平成20年度 雪沢第二トンネル(L=1,849m)完成
◆ 平成23年度
 の事業内容
用地取得・改良工事・トンネル工事の推進



◆ 日沿道、大館北~小坂の整備加速か 予算、新直轄に重点配分 (2007/12/30 10:03『秋田魁新報』)
 国の道路予算確保が厳しい状況の中、新直轄方式で建設中の日本海沿岸東北自動車道(日沿道)・大館北インターチェンジ(IC)~小坂ジャンクション (JCT)14キロ区間の工事が来年度、一気に進む可能性が高まってきた。
 来年度政府予算案の決定を受け、国土交通省国道・防災課は「新直轄の実施区間で(開通によって経済的な)効果が出る個所には、早めに予算付けし、前年度 と同規模を確保したい」との方針で個所付け作業を進めている。
 県内では本年度、岩城~にかほ間が供用開始されるなどし、新直轄で現在工事中なのは大館北IC~小坂JCTだけ。このため、本年度まで岩城~にかほ間に 充てていた予算分が、未開通の大館北IC~小坂JCTに回る可能性が大きい。
 新直轄は国と地元で事業費を負担するもので、県内の負担割合は国と県が9対1。同区間の完成めどは20年代半ばとされているが、配分額の増加により供用 開始が早まるとみられる。


◆ 日沿道に小坂西ICを追加 町主体で整備、町道と連結へ (2012/04/20 23:42『秋田魁新報』)
 国土交通省東北地方整備局は20日、建設中の日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の大館北インターチェンジ(IC)~小坂ジャンクション(JCT)間に、 小坂西IC(仮称)を追加整備すると発表した。
 「地域活性化IC」として、小坂町が主体となって整備する。同整備局は同日、小坂西ICと、町が同ICまで延伸する町道新遠部(にとべ)線の連結を許可 した。
 大館北IC~小坂JCT間(14キロ)は、2013年度の供用開始に向け、国と県が整備中。小坂西ICは、小坂JCTから大館北IC寄り200メートル の同町小坂字新遠部地区に設置される。同区間の開通に合わせて小坂西ICを利用できるようにする。
 同区間内へのIC設置は、町内に集積するリサイクル関連事業所への物流促進を目的に、2007年ごろから町が同整備局に要望していた。


一般国道7号 大館西道路
◆ 事業の目的 国道7号 の渋滞緩和、災害時等のリダンダンシーの確保 他
◆ 事業区間 大館市櫃 崎~大館市商人留(L=8.8km)
◆ 構造規格 第1種第 2級、第1種第3級 幅員w=22.0~23.5m(暫定12.0m)
◆ 事業経緯 昭和57 年度 事業化
平成10年度 大館南I.C~大館市釈迦内(L=4.6km,2/4)供用
平成15年度 大館市櫃崎~大館南I.C間(L=2.6km)延伸事業化
平成18年度 用地買収完了、真中大橋(L=307m)、根下戸跨道橋(L=32m)完成
◆ 平成19年度
の事業内容
大館市櫃 崎~大館南I.C間(L=2.6km) 改良工事の継続推進
大館北I.C(仮)~大館市商人留間(L=1.6km) 設計協議、用地買収の継続推進。改良工事に着手。



国 道7号から大館北ICへ右折する交差点 2006.8

田園地帯を 走る 2006.8

やがて市街 地を地下で抜ける片山トンネル(L=420m)が現れる 2006.8

大館南IC  現在はこの先の二井田真中ICまで開通 2006.8

◆ 延伸区間2.6キロ開通、大館西道路 二井田真中~大館南IC (2011/12/17 19:45『秋田魁新報』)
 日本海沿岸東北自動車道・大館西道路の二井田真中(まなか)インターチェンジ(IC)~大館南IC間(2.6キロ)が17日開通し、現地で式典が行われ た。大館西道路8.8キロのうち、起点の二井田真中ICから、大館北IC予定地の釈迦内までの7.2キロが一本につながった。残る釈迦内から終点の商人留 (あきひとどめ)までの1.6キロは2013年度の開通を予定している。
 二井田真中IC建設地近くの真中公民館で行われた式典には国会議員、県議、市議や国、県、関係市町村、地権者ら計150人ほどが出席。小畑元市長が「東 日本大震災で道路の存在の大きさを痛感した。今回は区間は短いが、意義ある開通だ」とあいさつした。
 現地式典では、地元大館南小児童と来賓がテープカットとくす玉割りを行い、パトカーに先導されながら記念パレードを行って開通を祝った。



2.大館南IC~あきた北空港IC  

◆ 国道7号「鷹巣大館道路」が本格着工 日沿道の一部に (2006/10/28 19:45『秋田魁新報』)
 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の一部となる国道7号「鷹巣大館道路」の起工式が28日、大館市側終点の同市櫃崎(ひつざき)で行われた。県選出国会 議員や自治体代表、土地を提供した地元地権者ら約200人が参加、くわ入れして本格着工を祝った。
 鷹巣大館道路は北秋田市栄(さかえ)と大館市櫃崎を結ぶ8.3キロ。現在の7号が通行止めとなった際の迂回(うかい)路の役割を担うほか、大館能代空港 へのアクセス道ともなる。
 国直轄で工事を行い、総事業費は約240億円。本年度は大館市側の引欠(ひっかけ)川に架かる橋(67メートル)の橋脚を建設、来年度は摩当山トンネル (3.3キロ)の建設に着手する予定。おおむね10年間で全線開通の見込み。


一般国道7号 鷹巣大館道路
◆事業の目的 大館能代空港へのアクセス向上
国道7号の混雑緩和、災害時等のリダンダンシーの確保
生活圏中心都市間(北秋田市~大館市)の連携強化 他
◆事業区間 北秋田市脇神~大館市櫃崎(L= 13.9km)
◆構造規格 第1種第2級 幅員w=12.0m
◆事業経緯 平成17年度 北秋田市栄~大館市 櫃崎間(L=8.3km)事業着手
平成19年度 あきた北空港I.C~北秋田市栄間(L=5.6km)延伸事業化
◆平成19年度
 の事業内容
北秋田市栄~大館市櫃崎間(L= 8.3km)
 用地買収・改良工事を継続推進。引欠川橋(L=67m)下部工完成
 引欠川橋上部工及び摩当山トンネル(L=3,332m)に着手予定
あきた北空港I.C(仮)~北秋田市栄間(L=5.6km)
 用地調査を予定



3.あきた北空港IC~二ツ井白神IC   

◆ 知事「高速道路 断念しない」 (日時不明…2010年9月29日頃? NHK)
 県が一般道を活用して自動車専用道路を整備する構想をまとめた二ツ井白神とあきた北空港間の道路整備について佐竹知事は、高速道路として整備する当初の 計画を断念したわけではないと強調しました。
 県北部の二ツ井白神と秋田北空港の間では計画されている高速道路の整備の着手の見通しが立たないことから秋田県はすでにある県道や国道を活用して立体交 差やバイパスを整備して信号機がない自動車専用道路を平成20年代の後半までに完成させる構想を打ち出しています。
 こ れに関連して、28日の県議会で議会側から当初の高速道路の整備計画を断念したのかと問われたのに対し佐竹知事は「着手の見通しが全く立たない中、県北部 の振興を図るために現在ある国道と県道を活用した方法を考えている。高速道路の代わりとは考えていない」と述べこの区間の高速道路の整備計画を断念したわ けではないと強調しました。
 また高速道路の無料化の社会実験について佐竹知事は「高速バスの利用者の減少や道の駅の利用者の減少などの影響が出て いる。無料化に限定せず、低料金化なども含めて国へ提案していく」と述べ無料化には否定的な考えを明らかにし、県としての意見を今後、国に伝えていく考え を示しました。


◆ 日沿道未着工区間に代替ルート構想 県、既存道路活用を検討 (2010/08/06 09:57『秋田魁新報』)
  佐竹敬久知事は5日、日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の未着工区間の二ツ井白神~あきた北空港間について、両インターチェンジ (IC)をつなぐ国道7号の改良とバイパスの新設、県道の改良により、事実上の「代替ルート」とする構想を国土交通省と検討していることを明らかにした。 信号機の設置の必要がないよう交差点の立体交差化を進め、高速道路の機能に近いスムーズな運行環境を確保したい考え。
 両IC間の着工見通しが立たない中、国道や県道といった既存道路を活用することで整備費を圧縮し、県北の道路ネットワークの早期整備を目指す。
 秋田経済同友会の佐藤暢男、那波宗久両代表幹事らが同日、佐竹知事を訪ね、同区間の早期開通に向け、県発注による建設を提案する提言書を提出。佐竹知事 が席上、「思いは同じ。国のやり方を待っているわけにはいかない」と述べ、構想を説明した。
 県によると、国が示している両IC間の従来の基本計画区間は延長約17キロ。県の構想はこれとは別ルートを取り、既存道路を活用しながら両IC間を延長 約18キロで結ぶ。


◆ 日沿道整備、既存道の改良要望へ 「二ツ井白神~あきた北」で県 (2010/12/03 13:05『秋田魁新報』)
  日本海沿岸東北自動車道の県北唯一の未着工区間・二ツ井白神(能代市)~あきた北空港(北秋田市)約17キロについて、国土交通省東 北地方整備局は年内にも有識者らをメンバーにした小委員会を設け、整備手法の検討を始める。県の意見を聴く仕組みになることから、県は高速道の整備ではな く、同区間に並行する既存道の改良を求める方針だ。高速道と比べ事業費の圧縮や工期の短縮が見込めるとして、早期着工を働き掛ける。
 小 委員会は、国交省が効率的な事業の在り方を検証する「計画段階評価」の対象に、二ツ井白神~あきた北空港を選定したことを受けて設置 される。既存道の改良を含めた複数の案について、ルートやコストを比較評価する見通しだ。県は「新規事業化に向けた流れの中で行われるものであり、既存道 を活用した構想の早期実現に弾みがついた」(佐竹敬久知事)と受け止めている。
 県の構想では、二ツ井白神~あきた 北空港と並行する既存道約18キロのうち、二ツ井白神~きみまち阪(能代市二ツ井町)約6キロは国道7号を活用し、信号機のある交差 点を立体交差化。きみまち阪~北秋田市今泉約5キロは国道7号のバイパス化を図る。今泉~あきた北空港約7キロ は県道の交差点を立体交差化させる。


◆ 既存道活用し整備へ、日沿道 事業期間短縮を重視 (2011/08/26 14:18『秋田魁新報』)
日沿道の整備案
  国土交通省東北地方整備局は25日、日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の二ツ井白神(能代市)~あきた北空港(北秋田市)の整備ルートについて、既存道を 活用して自動車専用道とする方針を決めた。高速道を新たに建設するより事業費が100億円少なく、早期整備が見込めることを重視した。
 有識者らによる国交省の社会資本整備審議会東北地方小委員会は同日、仙台市内で開かれた会合で、この整備案を了承した。国交省は今後、詳細なルートを作 成。その上で社会資本整備審議会が費用対効果を検証し、事業採択するかどうかを決める。
  既存道活用案は、高速道の基本計画区間と並行する国道7号と県道計約18キロを改良して自動車専用道路とする構想。このうち二ツ井白神~きみまち阪交差点 約6キロは、国道7号の交差点を立体交差させる。きみまち阪~北秋田市今泉約5キロは7号をバイパス化する。今泉~あきた北空港約7キロは県道の交差点を 立体交差にする。規制速度(制限速度)は時速70~80キロ。
 国交省によると、事業費は400~500億円で高速道新設の500~600億円より100億円少ない。事業期間のめどは示されていないが、高速道新設に 比べて短縮できる。自動車専用道とすることで、高速道に近いスムーズな走行も可能になるという。


◆ 日沿道の秋田県内未着工区間 県道高速化、来年度着工へ (2011年10月13日『河北新報』)

 秋田県は12日までに、日本海沿岸東北自動車道(日沿道)で着工の見通しが立っていない二ツ井白神~あきた北空港インターチェンジ(IC)間について、 県道に立体交差などを設けて高速化を図る工事を2012年度に始める方針を固めた。事業費は55億円程度を見込む。
 県が工事に踏み切るのは県道あきた北空港西線(北秋田市今泉~あきた北空港IC)7.2キロのうち、秋田内陸縦貫鉄道(鷹巣~角館)などと交わる区間の 3.6キロ。鉄道や他の道路と立体交差させ、利便性の向上を図る。
 計画では県道の整備区間は、同じく現在の道路を日沿道に活用することが検討されている国道7号と、既に工事中のあきた北空港~大館南IC間に接続する。
 東日本大震災後、日本海側の交通網の重要性が指摘され、国土交通省も日沿道の全線完成方針を打ち出している。秋田県内では山形県境の区間で依然着工の見 通しが立っていない。
 12日に秋田市であった日沿道建設促進フォーラムで、佐竹敬久知事は「国がいつ着工するか分からないが、県道部分は来年度着工する。秋田県が先んじるこ とで早期に(全線完成を)実現させたい」と述べた。


◆ 県が自動車専用道路化に着手へ 日沿道・二ツ井~空港間の県道 (2011/10/13 09:43『秋田魁新報』)
 県は、日本海沿岸東北自動車道・二ツ井白神(能代市)~あきた北空港(北秋田市)間の県道について、自動車専用道路化の事業に来年度着手する方針を決め た。佐竹敬久知事が12日、秋田市で開かれた日沿道建設促進フォーラムで明らかにした。
 県道路課によると、整備を始めるのは県道7キロのうち3.6キロ。自動車専用道路化を進める関連費用として、来年度当初予算案に1億円を計 上する方針だ。2017年度ごろまでの完成を目指しており、総事業費は約55億円と見込んでいる。
 未着工の二ツ井白神~あきた北空港の整備ルートをめぐっては、国土交通省東北地方整備局が既存の国道7号(11キロ)と県道(7キロ)を改良して自動車 専用道路とする方針を決めている。国の事業着手の時期は未定。県には県道整備を独自に進めることで、国に早期着工を促す狙いがある。


◆ 「二ツ井~今泉」着手へ 日沿道、来年度に国直轄で (2011/11/11 09:24『秋田魁新報』)
 国土交通省は10日、日本海沿岸東北自動車道・二ツ井白神~あきた北空港(18キロ)のうち、能代市二ツ井町から北秋田市今泉までの4.5キロ(二ツ井 今泉道路)について、新規事業採択に向けた手続きに入ったと発表した。来年度、国直轄事業として着手する見込み。
 16日に開く国交省の社会資本整備審議会部会で建設の妥当性を確認して決定する。事業が始まれば、同道路のバイパス化工事が行われる予定。
 二ツ井白神~あきた北空港については、東北地方整備局が能代市寄りの国道7号(約11キロ)と北秋田市寄りの県道(7キロ)を改良して、自動車専用道路 化する方針を決めているが、国が事業着手する時期は未定だった。


◆ 二ツ井今泉道路に着手 成瀬と鳥海ダムも計上、政府予算案 (2011/12/25 10:19『秋田魁新報』)
 2012年度政府予算案で、本県関係の公共事業の一部が24日、明らかになった。日本海沿岸東北自動車道(日沿道)二ツ井白神~あきた北空港(約18キ ロ)の一部区間である二ツ井今泉道路(4.5キロ)が新たに盛り込まれ、測量や設計が始まる。完成時期は未定だが、総事業費は150億円。
 二ツ井白神~あきた北空港は、既存の国道7号や県道を改良するなどし、国と県が分担整備する計画。このうち能代市二ツ井町から北秋田市今泉までの二ツ井 今泉道路は国直轄で整備する。県も12年度、北秋田市寄りの県道約7キロのうち3.6キロの整備に着手する方針を示している。
 国直轄ダムでは、事業継続の是非について検証中の成瀬ダム(東成瀬村)に10億1500万円(国費8億7400万円)、鳥海ダム(由利本荘市)に2億 5500万円(同2億4100万円)が盛り込まれた。成瀬ダムは河川の流路を変更する転流工工事など、鳥海ダムは水利調査などで、いずれも11年度事業の 継続。


秋田県道 324号も立体交差もある高規格県道だが、この辺は高速化はされない  2007.10

秋田県道 325号 高速化されると立体交差化されると思われる川口南交差点  2007.10

秋田県道 325号 現状でも走りやすい高規格道路である 2007.10

秋田県道325号 翔鷹大橋 2007.10


国道7号  二ツ井バイパス(この辺) 2006.8

国道7号  二ツ井バイパス(この辺) 2006.8



4.二ツ井白神IC~河辺Jct  

一般国道7号 琴丘能代道路
◆ 事業の目的
国道7号の渋滞緩和と広域交流ネットワーク形成  他
◆ 事業区間 山本郡三 種町鹿渡~能代市二ツ井町駒形(L=33.8km)
◆ 構造規格 第1種第2 級
◆ 事業経緯 昭和58 年 事業化
平成04年 八竜IC~能代南IC(L=4.1km,2/4)供用
平成13年 琴丘森岳IC~八竜IC(L=13.0km,2/4)供用
平成18年度 能代南IC~能代東IC(L=6.7km,2/4)供用
◆ 今後の予定 平成19 年度 能代東IC~二ツ井IC供用目標


◆ 琴丘能代道路・姥懐橋の連結が完了/来年2月完成へ (2006/08/23 10:02『秋田魁新報』)
 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の琴丘能代道路(全長33.8キロ)のうち、未完成区間に架かる「姥懐(うばふところ)橋」の連結式が22日、能代市 姥懐の工事現場で行われた。片側1車線(幅約11メートル)で長さ約340メートル。来年2月ごろに完成する予定。
 姥懐橋は、琴丘能代道路・能代東IC(インターチェンジ)~二ツ井IC間(10キロ)に架かる4つの橋のうち、唯一未完成。姥懐川や市道を地上約50 メートルのところでまたぎ、琴丘能代道路の橋では最長になる。
 連結式には地権者や国交省能代河川国道事務所の関係者、施工業者ら約80人が出席。神事の後、出席者が連結部に残った穴にスコップでコンクリートを流し 込む打設を行った。


◆ 能代東~二ツ井白神間が完成、秋田道 12日に開通式典 (2007/08/08 19:46『秋田魁新報』)
 秋田自動車道・琴丘能代道路の能代東インターチェンジ(IC)~二ツ井白神IC間(10キロ)が12日に開通する。同道路は全線開通となる。
  国交省能代河川国道事務所によると、琴丘能代道路は三種町から能代市二ツ井町に至る延長33.8キロの自動車専用道路。昭和58年度に事業着手し、平成4 年度に八竜IC~能代南ICが開通、昨年7月までに琴丘森岳IC~八竜IC、能代南IC~能代東ICが順次開通。残すは能代東IC~二ツ井白神ICだけと なっていた。全線が暫定2車線の開通となる。
 全線開通により、三種町の旧琴丘町地域から能代市二ツ井町までの移動時間が、国道7号を利 用した場合の45分から約20分に短縮される。能代東IC~二ツ井白神IC間には全長340メートルの姥懐(うばふところ)橋をはじめ、3つの橋が架けら れた。道路舗装は雨水が浸透する工法で、雨天時の走行もしやすくなる。
 開通式典は12日午前10時半から二ツ井白神ICで行われる。一般車両の通行は同日午後2時から。



5.河辺Jct~象潟IC  

秋 田河川国道事務所webより

◆ 日沿道・本荘~岩城に90億/国交省、06年度予算の公共事業配分 (2006/03/31『秋田魁新報』)
 国土交通省は31日、2006年度予算の公共事業配分を発表した。配分先が決まっていない分も含めた配分の対象額(事業費ベース)は、前年度比0.5% 減とほぼ横ばいの10兆927億円となった。
 主な配分先は、耐震強度偽装問題を受け、安心して住み続けられる住宅確保のための地域住宅交付金などが05年度比22倍の3256億円。地域再生や都市 再生の推進には8745億円など。
 本県関係では、直轄事業として、秋田わか杉国体が開催される07年度に暫定供用する日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の本荘~岩城間(21キロ)に90 億円、大館~小坂間(14キロ)に82億円を計上。仁賀保本荘道路や象潟仁賀保道路の事業費も盛り込まれた。
 一方、国際競争力の向上を目的に羽田空港の再拡張工事が本格化することから、大都市圏拠点空港の整備費は2.1倍の1795億円に増えている。


◆ 松ケ崎亀田ICを追加整備へ 日沿道、国交省など発表 (2006/09/21 18:54『秋田魁新報』)
 国土交通省秋田河川国道事務所と由利本荘市は21日、日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の仮称・本荘IC(インターチェンジ)~岩城IC間(21キロ) に、仮称・松ケ崎亀田ICを追加整備すると発表した。
 地方公共団体が主体となって計画、整備する「地域活性化インターチェンジ」で、国交省が同日、同市が整備する市道との連結を許可した。
  本荘~岩城間は19年度中の開通を目指して建設が進められている。新直轄方式のため通行料は徴収されない。松ケ崎亀田ICの設置場所は同市松ケ崎字柳田地 内で、岩城ICから南へ5.5キロの地点。同区間との同時開通を予定している。通行無料のため料金所は設けず、市道松ケ崎亀田線と連結させる。市は市道整 備を含めた総事業費を12億円と試算している。


◆ 岩城IC~にかほ市両前寺間が開通 日沿道、通行無料 (2007/09/17 19:32『秋田魁新報』)
  日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の岩城IC(インターチェンジ)~にかほ市両前寺間32.8キロ区間が17日開通した。岩城~本荘IC間は、「新直轄方 式」により整備された道路で全国初の開通となった。同日は開通を祝うパレードや式典などが由利本荘市で行われ、午後3時に一般の通行が始まった。
 開通したのは岩城~本荘IC(21.6キロ)と、仁賀保本荘道路(12.5キロ)のうちの本荘IC~にかほ市両前寺(11.2キロ)で、いずれも通行無 料。午後3時とともに多くの車が、山あいを抜け、眼下に黄金色の田園が広がる待望のハイウエーを走った。
 開通に先立ち、西目PA(パーキングエリア)で現地式典が開かれ、国会議員や県関係者、地元自治体首長、地権者ら約300人が出席。テープカットやくす 玉割りを行い、乗用車や大型バスなど約50台が岩城ICまで走り初めした。


◆ 日沿道開通で事故4割減 岩城~にかほ間 (2008/12/17 08:42『秋田魁新報』)
 国土交通省秋田河川国道事務所は16日、日本海沿岸東北自動車道(日沿道)岩城インターチェンジ(IC)~にかほ市両前寺間が昨年9月に開通して以降、 この区間と並行して走る国道7号と合わせた交通事故件数が前年に比べて約4割、死傷者数が約3割減少したと発表した。
  同事務所によると、新しく開通した部分と、同区間を並行して走る国道7号で昨年9月17日~今年9月16日に発生した年間の交通事故の合計は53件。国道 7号のみだった前年同期と比べ39件(42%)減った。死傷者も39人(33%)減って79人。日沿道開通前には最も多かった追突事故も、38件 (53%)減って34件になった。また、国道7号の日沿道並行区間を走る路線バスが10分以上遅れたケースも526件(56%)減少して、405件になっ た。
 事故件数などの減少について、県警交通企画課は「交通量が分散されて混雑が緩和した。整備の効果が出ている」とみている。

秋 田河川国道事務所webより

◆ 日沿道、金浦まで開通へ 国交省、12年度概算要求を発表 (2011/09/30 21:55『秋田魁新報』)
  国土交通省は30日、2012年度予算の概算要求を発表した。本県関係では、日本海沿岸東北自動車道として整備中の仁賀保本荘道路・にかほ両前寺出入り口 ~仁賀保インターチェンジ(IC)間約1キロと、象潟仁賀保道路・仁賀保IC~金浦IC間約7キロの整備が盛り込まれた。12年度中に片側1車線で供用さ れる見通し。
 仁賀保本荘道路は2000年、象潟仁賀保道路は05年、事業に着手。開通すれば、山形県境の日沿道未開通区間は金浦IC~遊佐IC(山形県遊佐町)間の 約23キロとなる。
 このうち、金浦IC~象潟IC間は事業着手済みで、供用開始は14年度以降の予定。象潟IC~遊佐IC間は今年8月、具体的な整備案を検討する「計画段 階評価」となっている。



6.象潟IC~遊佐IC  

◆ 日沿道、象潟~遊佐の整備検討 全線開通にめど (2011/08/24 08:47『秋田魁新報』)
  日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の象潟(にかほ市)~遊佐(山形県遊佐町)約17キロについて、国土交通省が具体的な整備案を検討する「計画段階評価」 の対象にすることが23日分かった。同じく未着手だった山形・新潟県境の温海(鶴岡市)~朝日まほろば(村上市)約39キロも計画段階評価の対象に決まっ たことから、日沿道は新潟市から青森市までの全線約320キロで開通のめどが立った。国交省は数年以内に事業着手後、10年以内の完成を目指す方針。
 県内では二ツ井白神~あきた北空港(約16キロ)が昨年11月、計画段階評価の対象となり、具体的ルートの選定などが進められている。
 象潟~遊佐についても有識者らによる社会資本整備審議会東北地方小委員会が来月中旬から、ルート選定や効率的な事業の在り方などの検討に入る予定。同区 間は1997年2月、「基本計画区間」に位置付けられたまま、事業着手のめどが立っていなかった。


◆ 日沿道・象潟~遊佐の整備検討開始 国交省、2案から絞込み (2011/09/22 09:14『秋田魁新報』)
 国土交通省東北地方整備局は21日、秋田・山形県境の日本海沿岸東北自動車道・象潟(にかほ市)~遊佐(遊佐町)約17キロの整備案について、本格的な 検討を始めた。
  有識者らによる社会資本整備審議会東北地方小委員会を仙台市内で開き、(1)全区間を高速道路でつなぐ案(事業費約500億円)(2)山形県内の国道7号 吹浦バイパスの一部(2.5キロ)を改良し、他の区間(14.5キロ)は高速道路を新設する案(450億円)の2案を提示。今後、2案の整備効果を見極め るとともに住民アンケートを実施し、整備ルート案を絞り込む。
 象潟~遊佐については、国交省が8月、効率的な事業の在り方を探る「計画段階評価」の対象としていた。


◆ 日沿道の秋田県境付近、国が2案提示 全線新設か、国道の一部活用 (2011年09月22日10:15『山形新聞』)

  国土交通省が計画段階評価区間に格上げした日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の秋田県境付近(遊佐-象潟間・17キロ)について、同省が示した具体的な ルートの整備方針を外部委員が評価する地方小委員会の初会合が21日、仙台市の同省東北地方整備局で開かれた。同省は国道7号沿いに整備するルート案とし て▽全線新設▽国道7号(吹浦バイパス)の一部活用-の2パターンを示した。事業費は450億~500億円を見込んでいる。

 全線新設する案は国道7号と日沿道とのダブルネットワーク化が図られ、いずれかの道が災害や事故で通行止めになった場合に代替機能が発揮できるメリット がある。事業費は約500億円と試算している。
 現道の国道7号の一部を活用する案は、遊佐町吹浦のJR吹浦駅付近からJR女鹿駅付近までの約2.5キロ区間を利用。全線新設と比べ、開通時期が早くな り、事業費も50億円安い約450億円を見込む。

  候補インターチェンジ(IC)は全線新設案が3カ所で、現道活用案が4カ所。両案に共通する本県側のIC候補地はJR吹浦駅付近(地図中(1))とJR女 鹿駅付近(同(3))の2カ所で、現道活用案に限って鳥海ブルーラインと国道7号の立体交差点付近(同(2))にも設けるとしている。秋田県側は、にかほ 市小砂川のJR小砂川駅付近(同(4))の1カ所。
 遊佐~象潟区間は県境付近の鳥海国定公園を通るが、両案とも重要な動植物を回避する措置を取る考え。津波対策については、整備する位置を高台にすること で被害を防ぎ、併せて避難場所としての機能も持たせたいとしている。
 委員からは「ほかに現道を利用できる区間は」「湧き水による地滑りの危険性はないか」などの意見が出た。今後、同省が示した案について遊佐町、秋田県に かほ市で地域住民を対象とした説明会を開き、早ければ2011年度中に対応方針を決めるとしている。


◆ 日沿道遊佐~象潟間、全線新設の方針 国交省、泉田道路事業化も承認 (2011年11月12日09:17『山形新聞』)
 国道7号を一部活用する案も出ていた日本海沿岸東北自動車道(遊佐~象潟間)について、国土交通省は11日、全線新設とする方針を決めた。国交省東北地 方整備局(仙台市)で同日開いた地方小委員会で承認された。同委員会では国道13号の泉田道路(新庄市十日町~昭和間)についても2012年度新規事業と して妥当と判断され、本県の高速網2路線は事業化に向け一歩前進した。
 日沿道遊佐~象潟間は総延長17キロ。国交省は9月、外部委員で組織する地方小委員会に、全線新設案と、遊佐町吹浦のJR吹浦駅付近から女鹿駅付近まで の約2.5キロについて国道7号を活用する案の2案を提示していた。
 この日は、国交省側が9、10月に実施した住民、企業、高校生対象のアンケート結果を報告。「東日本大震災を受け、国道7号と高速道路の2本が必要」な どとした住民の意見や、関係自治体の首長がいずれも全線新設案を望んでいることを紹介した上で「防災面で特に優れている」と強調し、全線新設を提案した。
 委員からは「工事中の交通確保の観点からも新設が望ましい」との意見が出され、国交省の方針を承認した。
 一方、国交省側は、泉田道路について国直轄新規事業として2012年度概算要求に盛り込む方針を説明した。総延長8.2キロ、事業費は約210億円、設 計速度は80キロとした。
 吉村美栄子知事は「地元が待ちわびていた泉田道路の新規事業化に向け、極めて大きな一歩を踏み出した。日沿道の秋田県境区間の全線新設案も、新潟県境区 間とともに早期に新規事業化されることを望む」との談話を発表した。



◆ 日沿道・象潟~遊佐は全線新設 国交省が方針決定 (2011/11/22 10:01『秋田魁新報』)

 国土交通省東北地方整備局は、山形県境の日本海沿岸東北自動車道・象潟(にかほ市)~遊佐(遊佐町)約17キロの整備案について、全線で高速道路を新設 する方針を決めた。山形県内の国道7号を一部活用する案もあったが、全線新設案の方が防災面の効果が高いことを重視した。

 今月中旬に開いた有識者による社会資本整備審議会東北地方小委員会で、全線新設案が妥当と判断された。

 東北地方整備局によると、9、10月に実施した住民アンケートでは「高速道路の方が防災面で優れている」「高速と国道の2本のルートを確保すべきだ」と いった声が多かった。由利本荘市やにかほ市など関係自治体も全線新設を要望していた。全線新設案の事業費は約500億円。


◆ 吹浦、女鹿のICは「ハーフ型」 国交省・地方小委 (2012年01月20日10:58『山形新聞』)
 計画段階評価区間となっている日本海沿岸東北自動車道の遊佐~象潟間の整備方針を話し合う国土交通省東北地方整備局の地方小委員会が19日、仙台市の同 整備局で開かれ、同区間に設けるインターチェンジ(IC)の形状などについて審議した。ICは3カ所で、山形県側に設ける2カ所のICは費用面などを考慮 し、1方向のみ乗り降りできるハーフ型とする案を了承。同区間の計画段階評価手続きは終了した。
 山形県側のICは遊佐町の吹浦、女鹿の2地区に設ける。吹浦地区のICの入り口は酒田方面に向かう上り線のみで、秋田方面に向かう下り線の入り口はな い。出口は下り線だけで、上り線には設けない形状とする。
 一方、女鹿地区に設けるICは吹浦地区のICとは逆の形状とし、入り口は下り線だけで、出口は上り線のみ。秋田県側に設けるICは上下線いずれにも乗り 降り可能なフル型とする。
 同区間は大規模な地震が起きた場合、津波で浸水する恐れがあることから、沿線住民の避難場所としての機能も備える目的で、短い間隔にICを整備する。
 計画段階評価の次は実際に道路を整備する位置、幅など詳細な設計に取り掛かる都市計画手続きなどの段階に入る。


◆ 日東道2区間、都市計画決定に向け調査へ (2012年04月06日21:32『山形新聞』)
 2012年度予算の成立を受け、国土交通省は6日、日本海東北自動車道(日東道)の朝日まほろば(新潟県村上市)~あつみ温泉(鶴岡市)間(39キ ロ)、遊佐3(仮称、遊佐町)~象潟(秋田県にかほ市)間(16キロ)の両区間について、計画段階評価の次のステップに当たる都市計画の決定に向けた調査 に着手すると発表した。
 東日本大震災の発生を受け、高速道路網整備の重要性が見直される中、日東道はミッシングリンク(未接続区間)解消に向けて一歩前進した。両区間が開通す れば、現在建設中の酒田みなと~遊佐3間(11.9キロ)と合わせて日本海に沿って本県と新潟、秋田両県を結ぶ高速道路の縦軸が完成する。
 同省東北地方整備局によると、12年度から両区間周辺で環境影響評価や地形の形状を把握するための詳細な図面作りを進める計画。具体的な着手時期や予算 措置については未定としている。
 一般的に区間開通に向けたプロセスは(1)予定路線の決定(2)基本計画の決定(3)計画段階評価(4)都市計画の決定(5)整備計画の決定(6)新規 事業採択時評価(7)事業化-と7段階あり、両県境区間は今回、このうち(4)の都市計画区間に組み込むための調査段階に入る。
 両区間は今年1月、詳細なルートやインターチェンジの構造などを検討する計画段階評価の手続きを終えたばかり。わずか3カ月で次のステップに踏み出した ことについて、県高速道路整備推進課は「想定以上に迅速に進んでいる」と歓迎している。



7.遊佐IC~酒田みなとIC  

◆ 日沿道:酒田以北のルート案説明--森林保全団体などに国交省/山形 (2006年2月25日『毎日新聞』)
  日本海沿岸東北自動車道(日沿道)で、酒田みなとインターチェンジ(IC)以北の「都市計画道路酒田遊佐線」について、国土交通省などが森林保全・愛護団 体にルート案の説明会を開いていたことが分かった。24日、三川町の県庄内総合支庁で開いた「出羽庄内公益の森づくりを考える会」の会議で、同団体関係者 が報告した。
 同線はまだ基本計画区間のままだが、国交省酒田河川国道事務所、県などは00年度から高規格幹線道路として、みなとIC~遊佐町北目間で東西幅約1キロ の範囲で環境アセスメントやルートの調査を進めている。
  説明を聞いた関係者によると、説明会は1月中旬に酒田市役所で開かれた。示されたルート案は延長12キロで、みなとICから北進した後、日光川を渡ったあ たりで西に曲がり、クロマツ林と国道7号を横切り、遊佐町服部興野~十里塚間は国道7号の西側を並進し、再び7号を東へ横切る。
 説明を受けた森林保全・愛護団体は「クロマツ林を横切るようなルートは予想していなかった。生態系にどんな影響が出るのだろうか」と心配する。
 国交省酒田河川国道事務所は、地元への説明について「決定したものでない。環境アセスメントなどを説明するうえでの参考例として示した」と話している。 [粕谷昭二]

酒 田河川国道事務所webより

◆ 日沿道酒田みなと~遊佐間 整備区間に格上げ (2009年04月28日『河北新報』)
  国土交通省は27日、国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)を開き、日本海沿岸東北自動車道(青森市~新潟市)のうち、基本計画区間だった山形県内の 酒田みなと~遊佐インターチェンジ(IC)間約12キロについて、整備計画区間に格上げする方針を決めた。早ければ年度内に着工される見通し。
 国幹会議が高速道の基本計画区間を昇格させるのは1999年以来。国は過去10年間、整備計画路線を9342キロとし、新規着工を凍結してきたが、今回 10年ぶりに再開することになる。
  昇格した酒田みなと~遊佐IC間の整備は、国の新直轄方式による整備が見込まれ、総事業費は310億円。負担割合は国が75%、県が25%。山形県の場 合、高速道整備の後進地域特例が適用され、最終的な負担割合は事業費全体の7%程度になる見通し。景気・雇用対策と連動させるため、県は早期着工を働き掛 けていく。暫定2車線で整備する。
 日沿道は総延長440キロ。東北、秋田両自動車道と重なる部分を除いた計画延長322キロのうち、42%に当たる136キロが既に使用されている。今回 の昇格で、未着手区間は秋田、山形、新潟の各県境部分など全体の21%、68キロになった。
  日沿道酒田みなと~遊佐IC間のほか、東京外郭環状道路(外環道)の世田谷~練馬(東京都、約16キロ)、名古屋環状2号線の名古屋西~飛島(愛知県、約 12キロ)、東関東道水戸線の潮来~鉾田(茨城県、約31キロ)の3区間も整備区間に格上げされた。これにより高速道路網計画1万1520キロのうち、完 成済みや建設中の整備計画区間は計9413キロとなる。
 このほか国幹会議では、暫定2車線で整備されている関越道上越線(長野県・信濃町~新潟県・上越ジャンクション、約38キロ)など6区間について、交通 量の増加などを理由に4車線にする整備計画の変更も決定した。



8.酒田みなとIC~鶴岡Jct  
 2012年3月24日に鶴岡Jct~あつみ温泉IC間の開通に伴い、これまで山形自動車道として共用されてきた鶴岡Jct~酒田みなとICが日本海東北 自動車道に改称された。
 尚、鶴岡Jctを含む区間である庄内あさひIC~酒田ICは1997年10月30日に開通、また酒田IC~酒田みなとICは2001年8月9日に開通し た。



9.鶴岡Jct~あつみ温泉IC  

◆ 県内最長、温海トンネル貫通 日沿道 (2010年07月23日22:13『山形新聞』)
 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の温海~鶴岡間(26キロ)で工事が行われている温海トンネル(6022メートル)の貫通式が23日、鶴岡市温海地域 のトンネル坑内で行われた。
  温海トンネルは、温海インターチェンジ~鶴岡ジャンクション間が開通する2011年度段階では東北で最長。同区間に整備される5本のトンネルで最も長く、 天魄山、三瀬、小波渡に次いで4番目の貫通となった。高さ約7.6メートル、幅約9メートルの2車線で、工事費は約140億円。今後、トンネル内の舗装の ほか、照明や換気設備の設置工事などを行う。
 トンネルの西側には、事故などが発生した際に利用者を避難させたり、救急車などが通行するための避難坑(全長6024メートル、高さ3.2メートル、幅 2.9メートル)が整備されている。今年3月末現在の区間全体の進ちょく率は70%。
  貫通式には、国、県、市や工事関係者ら約250人が出席。最後の発破後、貫通点を通り初めし、地元の温海小と五十川小の児童らによるたるみこしが練り歩 き、貫通を祝った。祝賀式で、榎本政規鶴岡市長は「温海トンネルの完成で、観光や地域活性化にも一層熱が入ることに期待している」などとあいさつした。


◆ 日沿道・全5トンネルが貫通 「来年度開通に弾み」 (2010年10月06日『河北新報』)
 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)で建設が進む鶴岡ジャンクション(JCT)~温海インターチェンジ(IC)間の堅苔沢トンネル(1993メートル)の 貫通式が5日、現地で行われた。これで、同区間の5つのトンネルすべてが貫通した。
 貫通式には行政関係者ら約100人が出席。東北地方整備局酒田河川国道事務所の熊谷陽寿所長が「最後のトンネル貫通で、来年度の使用開始に弾みがつく」 とあいさつした。地元の小堅小の児童が「岩ゆり太鼓」を披露し、貫通を祝った。
 鶴岡JCT~温海IC間の26キロは、2011年度に使用が開始される予定。上下線で乗り降りできる鶴岡西ICのほか、鶴岡方面からのみ乗り降りできる ハーフインター方式の三瀬、五十川両ICが整備される。


◆ 日沿道温海―鶴岡に117億円 国交省の11年度公共事業予算配分 (2011年04月02日10:22『山形新聞』)
 国土交通省は1日、2011年度の公共事業予算の配分(箇所付け)を発表した。本県分では、本年度中の供用開始を目指す日本海沿岸東北自動車道(日沿 道)温海~鶴岡間に要求通りの117億円が割り当てられた。
 日沿道ではこのほか09年に事業化された酒田みなと~遊佐間に6億5000万円が配分された。東北中央自動車道は福島~米沢間が31億5000万円、米 沢~米沢北間が25億1000万円、東根~尾花沢間が21億1000万円と、いずれも要求通りの額を確保した。
  直轄道路では、国道47号の庄内町~酒田市間に20億4000万円を配分。鶴岡市の国道112号鶴岡北改良に10億8000万円、同7号の鶴岡バイパスに は6億円でいずれも年度内に開通する見通しとなった。補助ダムは最上小国川ダムに1億円、留山川ダムに5億4000万円。
 港湾関係では酒田港に18億2000万円が配分された。北港地区国内物流ターミナルの耐震整備、同防波堤改良などに取り組む。

□県内の主な事業配分規模
◇日沿道
▽温海~鶴岡 117億円
▽酒田みなと~遊佐 6億5000万円
◇東北中央道
▽福島~米沢 31億5000万円
▽米沢~米沢北 25億1000万円
▽東根~尾花沢 21億1000万円
◇国道
▽13号尾花沢新庄道路 3億6000万円
▽同大野目交差点改良 4億9000万円
▽112号霞城改良 9億円
◇港湾設備(酒田港)
▽港湾整備事業 18億2000万円
◇その他
▽月山地区地すべり対策 8億5000万円




◆ 日沿道・あつみ温泉IC~鶴岡JCT間が開通 (2012年03月25日『河北新報』)

 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)あつみ温泉インターチェンジ(IC)~鶴岡ジャンクション(JCT)間の25.8キロが24日、開通した。日沿道が山 形県内で開通するのは初めて。名称は鶴岡JCT~酒田みなとICを含め「日本海東北自動車道」となる。

 一般開放は午後5時に始まった。山形県鶴岡市の温海ふれあいセンターで開かれた開通式典には事業関係者ら約450人が出席。山形県の吉村美栄子知事は 「この大きな一歩を、(新潟、秋田両)県境部分の早期着工につなげたい」とあいさつした。

 片側1車線で、区間のほとんど(鶴岡西~あつみ温泉IC)が無料。鶴岡JCT、三瀬IC、いらがわICはいずれもハーフ方式で新設された。鶴岡JCTで は山形道の山形方面と温海方面が行き来できないため、鶴岡ICか鶴岡西ICで一度高速を降り、国道7号を経由する必要がある。

 三瀬、いらがわ両ICは、鶴岡方面から降りる場合と鶴岡方面に向かう場合のみ利用できる。区間の半分の約13キロを5つのトンネルと14の橋が占める。 長さ6022メートルのあつみトンネルは、東北の自動車道では最長。
酒 田河川国道事務所webより



10.あつみ温泉IC~朝日まほろば IC  

◆ 日東道全線完成の方針固める 国交省、朝日~温海間整備案検討開始へ (2011年8月24日『新潟日報』)
 国土交通省は23日、東日本大震災の被災地復興に関連し、新潟と青森を日本海沿いに結ぶ日本海東北自動車道(日東道、計約320キロ)を早期に全線完成 させる方針を固めた。未着手の3区間のうち新潟、山形県境の朝日まほろばIC(インターチェンジ)~温海IC(約39キロ)について9月から「計画段階評 価」に入り、整備案の検討を始める。
 残る2区間のうち山形と秋田の両県にまたがる遊佐~象潟は9月から整備案の検討に着手、秋田県の二ツ井白神~あきた北空港は近く整備案がまとまる見通 し。
 国交省は数年以内に3区間で事業着手後、10年以内の完成を目指す。

新潟国道事務所webよ り

◆ 日東道県境区間、7号沿い案採用 国 交省、住民の意向反映 (2012年1月23日『新潟日報』)
 全線開通に向け「計画段階評価」に入った日本海東北自動車道(日東道)の朝日まほろばインターチェンジ(村上市、IC)~温海IC(山形県鶴岡市)間に ついて、国土交通省が国道7号沿いのルートで整備する方針を固めたことが22日、分かった。同省が昨年に提示した3案のうち、沿線住民らへのアンケートで 回答が最多だったルート。23日に新潟市で開く同省東北・北陸地方合同小委員会に示す見通し。
 同省が昨年9月に提示したのは、7号沿いルートのほか、7号より山側を通り整備区間が短いルート、7号より海側で景勝地「笹川流れ」に接続しやすいルー トの3案。整備方針が固まったルートは7号と接続しやすく、事業費も約1700億~1900億円と最も低いのが特徴だった。


◆ 日東道2区間、都市計画決定に向け調査へ (2012年04月06日21:32『山形新聞』)
 2012年度予算の成立を受け、国土交通省は6日、日本海東北自動車道(日東道)の朝日まほろば(新潟県村上市)~あつみ温泉(鶴岡市)間(39キ ロ)、遊佐3(仮称、遊佐町)~象潟(秋田県にかほ市)間(16キロ)の両区間について、計画段階評価の次のステップに当たる都市計画の決定に向けた調査 に着手すると発表した。
 東日本大震災の発生を受け、高速道路網整備の重要性が見直される中、日東道はミッシングリンク(未接続区間)解消に向けて一歩前進した。両区間が開通す れば、現在建設中の酒田みなと~遊佐3間(11.9キロ)と合わせて日本海に沿って本県と新潟、秋田両県を結ぶ高速道路の縦軸が完成する。
 同省東北地方整備局によると、12年度から両区間周辺で環境影響評価や地形の形状を把握するための詳細な図面作りを進める計画。具体的な着手時期や予算 措置については未定としている。
 一般的に区間開通に向けたプロセスは(1)予定路線の決定(2)基本計画の決定(3)計画段階評価(4)都市計画の決定(5)整備計画の決定(6)新規 事業採択時評価(7)事業化-と7段階あり、両県境区間は今回、このうち(4)の都市計画区間に組み込むための調査段階に入る。
 両区間は今年1月、詳細なルートやインターチェンジの構造などを検討する計画段階評価の手続きを終えたばかり。わずか3カ月で次のステップに踏み出した ことについて、県高速道路整備推進課は「想定以上に迅速に進んでいる」と歓迎している。



11.朝日まほろばIC~新潟中央 Jct  

◆ 日東道の荒川までは09年度に (2006年03月31日『新潟日報』)
 東日本高速道路新潟管理局は31日、未開通となっている日本海東北自動車道(日東道)の中条~荒川間(約10キロ)を2009年度に完成させると発表し た。同区間の総事業費は300億円。これまでに130億円を投入し、工事進ちょく率は約4割となっている。有料道路として開通する。
 一方、荒川―朝日間(約20キロ)については県はこれまでに、国県の負担で建設して通行料金をとらない「新直轄方式」で整備を進める方針を決めている。


◆ 日東道、荒川まで7月に開通 (2009年4月23日『新潟日報』)
 東日本高速道路(NEXCO東日本)は23日、日本海東北自動車道(日東道)が7月18日に、胎内市の中条インターチェンジ(IC)から村上市の荒川胎 内ICまで開通することが決まったと発表した。高速交通体系から取り残されていた同市に初めて高速道路が通ることになる。
 中条IC~荒川胎内IC間は延長約9.7キロ。事業費は約300億円。暫定片側1車線で供用され、当日は午後3時から開通式が行われる。
 開通によって、同市中心部から新潟市中心部までの所要時間は約5分短縮されて約1時間5分に、県北地域の第3次救急医療機関に指定されている県立新発田 病院までの所要時間も約5分間短い約47分になる。
 荒川胎内ICから先の朝日IC(仮称)までは新直轄方式で工事が進んでおり、平成20年代前半の開通が予定されている。しかし、朝日IC~山形・温海 IC間の整備は未定のままとなっている。


◆ 日東道・中条~荒川胎内開通へ (2009年7月17日『新潟日報』)
 日本海東北自動車道(日東道)の中条インターチェンジ(IC)~荒川胎内IC間約9.7キロが18日、開通する。本県で最北端の村上市に高速道路が延伸 するのは初めて。県北にようやく高速交通時代がやって来る。
 開通式典は午前10時から村上市荒川地区公民館で行われ、工事報告などに続いて関係者が万歳三唱。その後、荒川胎内IC近くに移動し、テープカットやく す玉割りなどで延伸を祝う。午前11時半すぎから通り初めのパレードが実施される。一般車両は午後3時から通行できる。
 日東道は新潟中央ジャンクション(JCT)から秋田・河辺JCTまでの総延長約250キロ。荒川胎内IC以北では、村上市朝日地区の朝日IC(仮称)ま で早期開通を目指して工事が進んでいるが、その先の山形・温海IC(同)に至る県境区間は着工のめどが立っていない。


◆ 荒川胎内~神林岩船港は3月28日 日東道 (2010年2月15日『新潟日報』)
 北陸地方整備局は15日、日本海東北自動車道(日東道)荒川胎内インターチェンジ(IC)~神林岩船港ICが3月28日に開通すると正式発表した。
 また、来年3月末までの開通を目指して建設中の朝日IC(仮称)までの4ICの名称が、「村上瀬波温泉IC」「村上山辺里IC」「朝日三面IC」「朝日 まほろばIC」に決まった。


◆ 日東道7.1キロ延伸、28日開通 荒川胎内~神林岩船港間 (2010年3月27日『新潟日報』)
 日本海東北自動車道(日東道)の荒川胎内インターチェンジ(IC)~神林岩船港IC間(村上市)が28日、開通する。荒川胎内IC以北は、国と県が費用 を負担して整備する「新直轄方式」で建設が進んでおり、本県では今回が同方式による初めての供用となる。
 荒川胎内IC~神林岩船港ICは全長7.1キロ。片側暫定1車線で、通行料はかからない。延伸により、岩船港から日東道までの所要時間が約8分短縮。村 上市神林地区から県北の第3次救急医療機関である県立新発田病院までの搬送時間は約6分短くなる。
 開通式は午前10時から同市今宿の神林農村環境改善センターで行われる。同11時半からは神林岩船港IC近くの本線に会場を移し、テープカットや車両パ レードで開通を祝う。一般車両は午後3時から通行できる。
 同IC以北では、朝日まほろばIC(村上市)までの区間で2010年度中の開通を目指し工事が進められている。


◆ 荒川胎内~神林岩船港ICが開通 (2010年3月28日『新潟日報』)
 日本海東北自動車道(日東道)の荒川胎内インターチェンジ(IC、村上市南新保)~神林岩船港IC(同市牧目)が28日、開通した。延伸によって県北へ のアクセスが一段と便利になり、村上岩船地域では地域経済や救急医療など幅広い分野での効果が期待される。
 今回延伸した区間は1998年に施工命令を受けた。2006年には国と地方が費用を負担する「新直轄方式」として整備することが決まり、工事が進められ てきた。
 同区間は全長7.1キロ、片側暫定1車線で、通行料は不要。新潟中央ジャンクション~荒川胎内IC間は6月をめどに無料化の社会実験が始まるため、県内 の日東道は全線で料金が掛からなくなる。
 一方、神林岩船港IC以北では、朝日まほろばIC(村上市猿沢)までは10年度中の開通を目指して工事中。その先の山形・温海ICまでの県境部分は着工 のめどすら立っていない。
 開通式は28日午前10時から村上市の神林農村環境改善センターで行われ、同11時半からは泉田裕彦知事や地元自治体関係者らがテープカット。一般車両 の通行は午後3時から始まった。


◆ 日東道延伸、3月27日開通 神林岩船港~朝日まほろば間 (2011年2月15日『新潟日報』)
 国土交通省北陸地方整備局は15日、日本海東北自動車道(日東道)神林岩船港インターチェンジ(IC、村上市)~朝日まほろばIC(同市)間が3月27 日に開通すると発表した。
 開通区間は全長約13.3キロで、片側暫定1車線。区間内にある村上瀬波温泉IC、新潟市方向だけ乗り降りが可能な村上山辺里ICと朝日三面ICも同日 から利用できる。国と県が建設費用を負担する「新直轄方式」のため通行料はかからない。


道路族 とはずがたりな掲示板
三陸道 東 北中央道