道路族トップへ  道路族【九州・沖縄】へ
とはずがたりな掲示板  国道・県道スレ
熊本東バイパス
2012.5.19作成












熊本河川国道事務所 webサイトより

▼6車線化/部分立体交差/連続立体交差 渋滞解消へ国交省3案 東バイパス  (2001年4月7日『熊本日日新聞』)

  熊本市龍田町弓削から近見まで、同市東部を貫く国道57号の通称・東バイパス(15.4キロ)部分。朝夕に加えて日中も慢性化する混雑を解 消しようと、国土交通省は本年度、新たな整備計画の策定に乗り出した。沿線住民や有識者の意見も取り入れ、来年2月をめどに取りまとめる。東バイパスは 1971(昭和46)年に一部供用を開始。85年に全線4車線で開通した時は渋滞解消に役立ったものの、通行車両は年ごとに増え、「もはや生活道路の一 部。バイパス本来の機能が薄れている」と同省熊本工事事務所の小池剛所長は言う。

●平均時速12キロ
 新南部交差点から近見までの約10キロ。時速40キロで走れば15分だが、現状は午前8時前後の平均時速は12.3キロ。48分もかかってしまう。「も う一本別のバイパスという意見もあるだろうが、土地利用が進んでおり、非常に難しい」(小池所長)。となれば、選択肢はほぼ限られる。(1)現状4車線の 6車線化(2)渋滞のひどい交差点の部分立体交差化(3)今の東バイパスの上部にもう1本、高架道路をつくる連続立体交差化―の3つだ。

●車はまだ増加
 もともと現行の都市計画では、国道57号の新南部交差点から近見までは全線6車線で整備することになっており、そのための用地もほとんど確保している。 6車線化すれば一定の効果は期待できるが、東バイパスには今後も、国道3号熊本北バイパスの全線開通や、大分と結ばれる中九州横断道路との接続計画があ る。増加の一途をたどる交通量に耐えられるかどうか。

 一方、立体交差の場合。同事務所の試算によると、最も渋滞が著しい新南部〜神水間の約4キロで、主要な交差点を部分立体交差にすると600億円規模、連 続立体交差にすると1000億円規模の投資額になるという。混雑緩和に最も効果があるのは連続立体交差だが、大規模工事には時間がかかり、短期の効果は望 めない。沿線人口が多いだけに、景観や騒音対策も課題になるだろう。

●議論尽くして
 熊本都市圏の幹線道路という役割に加え、東バイパスは地域高規格道路の計画路線である「熊本東環状道路」に位置付けられている。地域高規格道路の要件 は、信号機がなく60〜80キロ走行が可能な4車線以上の自動車専用道。二重の性格を持つだけに、将来像の検討は重要だ。

 このため同事務所は、昨年10月から沿線13校区の住民に呼び掛け、今年3月に初の意見交換会を開催。続いて県や熊本市、運輸業者らからなる「熊本東環 状道路計画検討委員会」(委員長・渡辺千賀恵九州東海大教授)も発足させた。今後は意見交換会と検討委員会を交互に開く形で、「沿線住民の納得のいく議論 を尽くしてもらいたい」と小池所長。アンケートやインターネットなども駆使して住民の声を反映させたいという。



朝夕に加え、日中も渋滞が著しい
国道57号熊本東バイパス
=熊本市保田窪本町


▼熊本市の東バイパス5キロの6車線化に着手へ (2003 年1月31日『熊本日日新聞』

 国の2002(平成14)年度補正予算の成立に伴い、国土交通省熊本工事事務所は30日、国道57号熊本東バイパス(熊本市新南部〜近見町、9.7キ ロ)の部分6車線化工事費として12億円が配分されたと発表した。本年度中に発注作業を終え、来年度中の完成を目指す。

 工事区間は▽東バイパスと産業道路・国体道路が交差する保田窪交差点南側地点から、県道熊本高森線(通称電車通り)が横切る神水交差点まで約2キロ▽国 道266号と交差する田井島交差点から、国道3号と接する近見交差点(立体化工事中)まで約3キロの計約5キロ。舗装の低騒音化も同時に行う。

 東バイパスは既に新南部〜保田窪間1.2キロが6車線。これと合わせて全体の約6割が6車線になる。同工事事務所は残る神水〜田井島間約3.5キロにつ いても早期の6車線化を目指す。同バイパス6車線化工事の全体事業費は約30億円。

 慢性的な渋滞が続く東バイパスについては、有識者らでつくる熊本東環状道路計画検討委員会が昨年12月、5年以内の全線6車線化や、抜本的な対策として の部分立体化などを求める提言書をまとめていた。工事期間中は一部で通行が規制される見通しだが、同工事事務所は「工事によって渋滞が悪化しないよう配慮 したい」と言っている。

▼右折レーン2車線に 国道57号東バイパスの4交差点 (2003 年8月12日『熊本日日新聞』

 国土交通省熊本河川国道事務所は11日、熊本市の国道57号東バイパスの部分6車線化工事(計8.5キロ)に伴い、一層の渋滞緩和を目指して、区間内の 4つの主要交差点について右折専用レーンを2車線に増やすと発表した。

 右折レーンを2車線にするのは保田窪(上り線)、県庁通り入り口(上下線)、田井島(同)、流通団地入り口(下り線)の各交差点。保田窪、県庁通り、流 通団地は本年度末に整備を終え、田井島は2004(平成16)年度末までに完成する。当初計画はいずれも右折1車線だったが、県警が今年3月、白山交差点 (同市大江)で行った右折専用レーン拡充などの渋滞対策が効果を上げたこともあり、東バイパスでも右折2車線化に踏み切った。

 県警によると、東バイパスのラッシュ時の渋滞は田井島450〜500メートル、流通団地が150メートル、保田窪140メートル。右折2車線化の導入 で、渋滞がゼロか60メートル程度に緩和できる見込みという。国交省同事務所は「交差点の流れがスムーズになれば、東バイパスを横断する幹線道路の渋滞緩 和も期待できる」としている。

▼近見高架橋 24日開通、国道57号東バイパスも6車線区間拡大 (2004 年3月6日『熊本日日新聞』)
乗用車が行き交い交通量の多い国道57号。左は24日に開 通する近見高架橋=熊本市近見
 県が熊本市近見の近見交差点に建設した近見高架橋が24日、開通する。国土交通省が6車線化を進める国道57号東バイパス(熊本市新南部〜近見、9.7 キロ)でも同日、3区間計4.5キロの整備を終えて開通。6車線区間が拡大する。

 近見高架橋建設は、2001(平成13)年3月に着工。橋梁部の長さは約221メートル、片側2車線で工事費は約26億円。架設は、同省熊本河川国道事 務所が担当した。国道3号を跨ぎ、国道57号と県道熊本港線が直結。東西への直進車は信号待ちする必要がなくなり、国道3号も信号待ちの時間が短縮され る。

 東バイパスの6車線化が完了した3区間は、▽熊本市帯山の保田窪交差点から同市神水の県庁通り入口交差点まで2キロ▽同市御幸笛田町の友添歩道橋東交差 点から流通団地入口交差点まで1.3キロ▽同市近見の済生会病院入口交差点から近見交差点まで1.2キロ。工事費は約15億円。東バイパスは既に新南部〜 保田窪間1.2キロが6車線。合わせると全体の約6割が6車線になる。同省熊本河川国道事務所は05年度までに残り4キロを整備する計画。

 県と同事務所は24日午前10時から、同市荒尾のアクアドームくまもとで開通式典を開催。近見高架橋は午後3時から、東バイパスの6車線化区間は午前 11時半までに順次、通れる。東バイパスに関しては、有識者や交通事業者団体、行政でつくる熊本東環状道路計画検討委員会が02年末、渋滞解消策として、 5年以内の全線6車線化や部分立体化の検討などを求める提言書をまとめていた。


▼国道57号6車線化 3区間4.5キロで開通 (2004 年3月24日『熊本日日新聞』

 6車線化を進めている熊本市の国道57号(通称・東バイパス)のうち、3区間4.5キロの整備が終わり24日午前、開通した。東バイパスと県道熊本港線 を結ぶ近見高架橋も同日午後3時に開通し、それぞれの通行開始を祝う合同の開通式典が開かれた。

 同市荒尾二丁目のアクアドームくまもとであった式典には約150人が出席した。知事代理の安田宏正県出納長が「近年、深刻になっている東バイパスの交通 渋滞解消に向け、大きな一歩となる」と式辞。同市近見の近見高架橋ではくす玉を割って開通を祝った。乗用車やバスに分乗した参加者は早速、真新しい高架橋 を渡り、片側3車線に広がった東バイパスを走った。

 今回、6車線化されたのは(1)保田窪交差点〜県庁入り口交差点(2.0キロ)(2)友添歩道橋東〜流通団地入り口交差点(1.3キロ)(3)済生会病 院入り口〜近見交差点(1.2キロ)の3区間。国土交通省が本年度、約15億円をかけ整備した。これで6車線化を計画している「新南部交差点〜近見交差 点」9.7キロのうち約6割が完成。残り区間は2005(平成17)年度までに整備する。

 県が3年がかりで建設した近見高架橋は、片側2車線で長さ約600メートル。総事業費約26億円。県道熊本港線と東バイパスが直接つながり、高架橋下を 通る国道3号の流れもスムーズになると期待される。


近見高架橋を下り東バイパスへ向かう開通
記念の車列=24日午前、熊本市近見


▼時間短縮効果 6車線化で交通混雑解消進む 熊本市東バイパス  (2004 年5月20日『熊本日日新聞』

 熊本市東南部を走る国道57号・通称東バイパスが3月から、新南部〜近見間9.7キロの一部(3カ所計4.5キロ)で新たに6車線になり、交通混雑の解 消が進んでいる。国土交通省熊本河川国道事務所の調査では、朝の通勤時間帯は上り(新南部向け)が5分、下り(近見向け)で6分の時間短縮効果があった。

 調査は、開通1カ月後の3月31日に車を実際に走らせ、開通前の新南部〜近見間の所要時間と比較。上りは32分かかっていたのが27分に、下りは34分 が28分に短縮した。平均時速も上りが22キロ、下りが21キロと、いずれも4キロ速くなった。6車線化を受け、県警が交差点3カ所の右折レーンを片側1 車線から2車線に増やしたほか、21カ所の信号機の時間を調整したことなどによる改善効果もある。

 県警によると、国体道路と交わる保田窪北交差点では、東バイパスから熊本赤十字病院方面への右折レーンが2車線となり、渋滞の車列が106メートルから 42メートルに短くなった。東バイパスに交差する道路側の青信号が長くなったため、県庁通りなどでも渋滞が緩和されたという。

 新南部〜近見間では今回で5.7キロが6車線になったが、同省は2005(平成17)年度までに、残る4キロの6車線化を目指している。未整備区間には 通行量の多い神水交差点、田井島交差点があり、県警交通規制課は「6車線が延伸されれば、さらに混雑解消が進むだろう」とみている。

▼東バイパス6車線化 2区間で供用開始 06年2月に全線開通へ  (2005 年2月26日『熊本日日新聞』

 国土交通省熊本河川国道事務所が6車線化を進めている国道57号(通称・東バイパス)のうち、2区間計2キロの工事が完成、25日、供用を開始した。 2006(平成18)年2月末には、残る1区間(2キロ)も完成し、全線開通の予定で、渋滞緩和が期待される。

 供用を始めたのは、江津団地入口交差点〜友添交差点間(1.7キロ)と、流通団地入口交差点〜済生会病院入口交差点(0.3キロ)の2区間。同事務所 が、13億1千万円をかけて整備した。北バイパスと連結する新南部交差点から、国道3号近見交差点までの9.7キロは06年2月末までに整備予定だが、こ れで約7割が完成した。同事務所は今後、渋滞緩和の効果を調べる予定。安藤淳所長は「交通量の多い田井島交差点付近が六車線化されたことで渋滞緩和につな がると期待している」と話している。

 同日は、同市田迎町の画図ゴルフクラブで記念式典を開催。幸山政史市長ら約60人が祝った。地元の田迎小の6年生が東バイパス沿いの歩道脇にキンモクセ イなどを植えた。

▼東バイパス 神水〜江津開通、6車線化工事完了 熊本市 (2006 年2月23日『熊本日日新聞』

6車線が全線開通した国道57号(通称・東バイパス)=23日午前、熊本市湖東、熊本市民病院から江津方面を撮影(山下友吾)

 熊本市の国道57号(通称・東バイパス)で進められていた6車線化工事が完了、最終区間の神水〜江津二丁目間(2.0キロ)が23日午前、開通した。こ れで6車線化が図られた新南部〜近見七丁目の9.7キロがすべて片側3車線に広がった。

 国土交通省が2003(平成15)年から当面の渋滞緩和策として6車線化工事に着手、中央分離帯を狭めて、従来は4車線だった車道を広くした。最終的な 渋滞解消策としては主要交差点の立体交差化などが挙がっている。先行した新南部〜神水(3.2キロ)、江津二丁目〜近見七丁目(4.5キロ)は既に工事を 終え、05年2月までに開通している。今回供用を始めた神水〜江津間の事業費は約28億円。全区間の総事業費は約48億円。

 この日は、水前寺江津湖公園で供用式典があり、同省九州地方整備局の宮田年耕局長らが「6車線化で渋滞緩和、沿道環境の改善に寄与できる」とあいさつ。 記念植樹とくす玉割りで開通を祝った。(小多崇)

▼6車線化 朝のラッシュ10分短縮  熊本市の東バイパス (2006 年4月6日『熊本日日新聞』

 国土交通省熊本河川国道事務所は6日、2月に6車線化を完了した国道57号(通称東バイパス)の交通量調査結果を公表した。6車線区間の熊本市新南部〜 近見7丁目(9.7キロ)で、朝のラッシュ時の所要時間が、完全6車線化前より上下線とも10分短縮した。

 調査は3月2、7日に実施。東バイパスの1日平均交通量は6万台で、完了前より9千台増えた。しかし、午前7〜10時の6車線化区間の平均所要時間は、 新南部から近見へ向かう下り線が24分、上り線が22分で、03年5月の前回調査時より10分短くなった。

 東バイパスと県道熊本高森線(通称電車通り)が交差する同市神水一丁目の神水交差点では、午前7時40分ごろの渋滞距離が50〜90%削減。東バイパス 側の渋滞が最大1キロから100メートルに、電車通り側が最大650メートルから150メートルと大幅に緩和した。同事務所は「東バイパスの交通量が増え た分、周辺の住宅街で抜け道の利用者が減り、交通環境が改善した」としている。

 東バイパスを利用して毎日通勤するという熊本市保田窪三丁目の会社員男性(46)は「確かに県庁通り(通称)や電車通りとの交差点での渋滞が緩和されて 通りやすくなり、朝の出勤時に多少余裕ができるようになった」と歓迎。「ただ、国体道路(通称)などの渋滞は相変わらず。東バイパスと主要道路(県、熊本 市道)との交差点は立体交差にするなど抜本的な対策が必要では」と話す。国交省は、当面、東バイパスにつながる国道3号北バイパスなどの整備を優先する方 針で、主要交差点での立体交差化のめどは立っていない

 6車線化工事は02年度に着手。中央分離帯を狭めて、従来4車線だった車道を広くした。新南部〜神水(3.2キロ)、江津2丁目〜近見7丁目(4.5キ ロ)が05年2月までに開通。神水〜江津2丁目(2.0キロ)が今年2月23日に開通した。(野方信助)

道路族トップへ  道路族【九州・沖縄】へ
とはずがたりな掲示板  国道・県道スレ