![]() に いがた土木構造物めぐり 第21回 新潟市の大動脈 新潟バイパス(土木学会関東支部新潟会)より |
新潟都市圏における新新バイパス・新潟バイパス・新潟西バイパスの重
要性は交通量から見ても明らかで、並行する日本海東北道の6〜10倍程度の交通量を捌いていることになる。 そして立体交差によって信号を無くし、4〜6車線の高規格で建設されたからこそ、これら3バイパスはこれだけの交通量を支える能力を持っているわけで、 まさに先見の明があった公共事業と言えるだろう。 また南北に走る栗ノ木バイパスや亀田バイパスも新潟バイパスよりは若干少ないものの大きな流動があり、両者が交わる紫竹山ICの重要性が自ずと分かる。 そして現在、その紫竹山ICの北側では紫竹山道路や栗ノ木道路といった高規格道路が計画・事業中で、これらが完成すると新潟都市圏は東西と南北の両方向 に一般国道の高規格道路網が構築されることになり、実質的に都市高速道路を持つ都市と遜色ないレベルにあると言えよう。 実際、新発田IC〜曽和ICの延長37kmという距離は、首都高速で言えば1号上野線の入谷ランプから都心環状線、1号羽田線、K1号横羽線を経由して 横浜駅西口ランプまでの38.4kmに匹敵する距離であり、同区間は基本料金で900円かかるが、新潟の3バイパスはもちろん無料であり、かつ制限速度も 首都高速より速いという水準である。新潟都市圏の住民は日常的にこのような高水準の道路を利用できる生活を享受できているのである。首都圏在住の一市民と しては、羨ましいとしか言いようが無い…。 |
年
月日 |
出
来 事 |
1977
年10月24日 |
海老ヶ瀬
IC〜競馬場ICが開通(暫定2車線) |
1981
年12月14日 |
競馬場
IC〜東港ICが開通(暫定2車線) |
1985
年12月27日 |
一日市
ICが開通 |
1986
年10月20日 |
海老ヶ瀬
IC〜競馬場ICが4車線に拡幅し完成 |
1988
年11月10日 |
豊栄PA
(現、道の駅豊栄)が開業 |
1989
年09月16日 |
東港
IC〜新発田ICが開通し全線開通(東港IC〜蓮野IC4車線、蓮野IC〜新発田IC暫定2車線) 競馬場IC〜東港ICが4車線に拡幅し完成 |
1994
年11月xx日 |
聖籠IC
が立体化(引き続き暫定2車線) |
2002
年05月xx日 |
蓮野
IC〜新発田ICが4車線に拡幅し完成、全線完成 |
2002
年05月26日 |
聖籠新発
田ICが開通 |
2008
年03月17日 |
新発田
IC高架橋の新潟方向が開通 |
2009
年09月15日 |
新発田
IC高架橋の村上方向が開通 |
新発田IC 2010.8 |
▼新発田ICの工事が一部完了 (2008
年3月17日『新潟日報』) 新発田市の国道7号新新バイパス・新発田インターチェンジ(IC)の立体化工事が一部完了し、17日午前11時半から新潟方向が開通した。同IC周辺で は朝夕に慢性的な渋滞となっており、地元にとっては待ちに待った供用開始。開通に先立ち、同日午前に同市内で関係者らを集めた記念式典が行 われた。 開通するのは、聖籠町三賀から新発田市舟入町3までの約1.3キロ。2003年度から工事を進めてきた。国土交通省新潟国道事務所によると、新潟方向の 整備にかかった工事費は約50億円。村上方向も合わせた全面開通は、09年度内となる見通しだ。 同市の地域交流センターで行われた記念式典には国会議員や地元首長、国県の関係者や施工業者ら約80人が出席。同省北陸地方整備局の岡久宏史道路部長 が、「渋滞が大幅に緩和され、新発田地域の活性化にも寄与する事業だ。09年度の全面開通に向け鋭意取り組みたい」などとあいさつした。 |
聖籠新発田IC 2010.8 |
聖籠IC 2010.8 |
蓮野IC 2010.8 |
東港IC 大夫興野ICに続き、新潟方面の流入のみの ハーフIC 2010.8 |
道の駅 豊栄 2010.8 |
豊栄IC 2010.8 |
競馬場IC 2010.8 |
競馬場ICから濁川ICにかけては並木が印象的 2010.8 |
濁川ICの手前付近 この付近から海老ヶ瀬ICにかけてカーブが連続する 2010.8 |
濁川IC 2010.8 |
![]() 阿賀野川大橋(L=903m) 阿賀野川大橋の前後では 本線に沿って歩道が出現するので、 些か驚く。実際に利用する歩行者や自転車はどの程度いるのだろうか? 2010.8 |
阿賀野川を渡ると歩道は速やかに築堤を下る。自動車専用道路ではないことの証がこの 歩道の存在である。 2010.8 |
一日市IC 2010.8 |
海老ヶ瀬IC 2010.8 |