道路族 国道17号
東京放射35号・36号 新大宮 BP 上尾道路 熊谷BP 上武道路 前橋渋川BP
上尾道路
R17の大宮から鴻巣迄は旧中仙道と平行して4車線の新道 が2次改築され以後,大きな改良はなされていない。
それ故主要交差点も平面処理であり慢性的な渋滞に悩まされている。
可 成り重要な路線であることは明白なんだけどなかなか出来ずに俺をヤキモキさせてきた。一部で事業着手もされており圏央道も上尾道路との交叉迄延びてくる。 現地の情報はwikiとゼンリンの地図で間接的に得られるのみであったので我がつくばからはちと遠いが意を決して現地に視認にいってみた。

現 況はⅠ~Ⅲの3つの区分に分ける事が出来そうである。Ⅰ及びⅡが着工済みの上尾道路1期事業化部分で実際に道路建設工事が進展している南半分をⅠ,未だ主 に用地買収段階も残るが圏央道桶川Jct開通のアクセス道路として北からの建設が進むⅡと此処では分け,呼称することにする。Ⅲが未事業化区間である。

=目次=
計画概要
Ⅰ区間 
Ⅱ区間 
Ⅲ区間
専用部

■上 尾道路概要
大宮国道事務所よりhttp://www.ktr.mlit.go.jp/oomiya/ageo/index.htm
http://www.ktr.mlit.go.jp/oomiya/02sigoto/17/ageo01.htm
●標準断面図

●構造規格
 区間   起点:埼玉県さいたま市西区宮前町
           終点:埼玉県鴻巣市箕田
 延長    20,100m

一般部 自専部
区分 第4種 1級 第1種 3級
設計速度  60km/h 80km/h
幅員 57m 20.5m
車線数 4車線 4車線
事業化年度 平成2年度
都市計画決定 平成元年12月22日
供用状況 事業中(一般部:宮前IC~圏央道まで)
(約11.0km)

圏央道と上尾道路の開通予定




上尾 道路Ⅰ区間
    
新大宮BPと西大宮BPの結節点である宮前ICからr323との交点小敷谷付近迄整備が進む区間。

  宮前IC 21年度内の開通に 向けて工事が進む区間。
  内野本郷  
  西新井 
  堤崎  
  地頭方  


上尾道路 来年度に4車線開通
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20130615/CK2013061502000141.html

2013年6月15日


 国土交通省関東地方整備局は十四日、国道17号バイパス・上尾道路の宮前インターチェンジ(IC、さいたま市西区宮前町)-桶川市川田谷間(十一キロ) の四車線開通の予定時期を二〇一四年度と発表した。同区間の開通により、さいたま市内から圏央道の桶川北本ICまでがバイパスでつながることになる。
 同区間では現在、上尾市小敷谷-桶川市川田谷間(四・七キロ)が未開通で、ほかは二車線で開通している。
 上尾道路は、さいたま市西区宮前町-鴻巣市箕田間(二〇・一キロ間)で一九六九年に都市計画決定された。圏央道桶川北本IC以北の九・一キロ区間の開通時期は未定という。
 一方で関東地方整備局は、圏央道の桶川北本-白岡菖蒲IC間(一〇・八キロ)の開通予定については、未取得地の「速やかな取得」を条件に一四年度になる と発表した。これまでは「一四年度以降」としてきたが、同整備局の担当者は「現段階で速やかに取得できる可能性が高まっている」としている。
 圏央道の同区間が開通すれば、中央、関越、東北の各高速道路が圏央道を介して初めて結ばれる。(前田朋子、竹内章)



2016年4月10日(日)埼玉新聞
上尾道路・宮前IC~桶川北本IC、29日開通 所要時間、大幅短縮
http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/04/10/08.html

 国道17号バイパスに通じる上尾道路のI期工事区間(上尾市小敷谷―桶川市川田谷=4・7キロ)が29日に開通する。国土交通省関東地方整備局が発表し た。これにより国道16号、新大宮バイパスと立体交差する宮前インターチェンジ(IC=さいたま市西区)と圏央道桶川北本ICがつながり、県内全線開通し た圏央道へのアクセスが向上。宮前IC-桶川北本IC間の所要時間が、国道17号を経るルートより約17分も短縮され、約16分に なるという。

 整備局によると、開通車線は4車線区間が0・3キロ、2車線区間が4・4キロ。これまでに宮前IC―桶川北本IC間の一部区間計6・3キロは開通している。

 上尾道路は宮前ICから鴻巣市箕田までの20・1キロをつなぐバイパス道路で、国道17号の交通渋滞の解消などを目的に計画された。I期工事(計11キロ)はこれで完了。桶川北本IC―鴻巣市箕田のII期工事(計9・1キロ)は用地買収を始めている。

更に専用部も一部着工へ。
首都高、与野JCTから上尾まで延伸 区間内に大宮、宮前南IC開設
2016年6月1日(水)埼玉新聞
http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/06/01/05.html

国土交通省は本年度から、埼玉県さいたま市中央区の首都高速道路・与野ジャンクション(JCT)から鴻巣市箕田までを結ぶ構想の自動車専用道路「新大宮上 尾道路」(延長25・1キロ)の一部区間の事業に着手する。一部区間は与野JCTから上尾市堤崎の上尾南インターチェンジ(IC=仮称)までの8キロ。開 通すれば、首都高から国道17号新大宮バイパスに降りずに上尾方面に向かうことができ、周辺道路の大幅な渋滞緩和や経済効果が期待できそうだ。約2千億円 を投じ、2026年度の完成を目指す。

計画では、国道17号新大宮バイパスと同バイパスに接続する上尾道路の上に高架構造の4車線の自動車専用道路を整備する。区間内には大宮ICや宮前南IC(ともに仮称)などのICも開設される予定だ。

同省によると、新大宮バイパスは渋滞が激しく、1日約8万1千台が通行。平日朝の車両の速度は平均10・6キロで、10年から13年の4年間で578件の死傷事故が発生している。そのうち渋滞が原因とみられる追突事故が349件と約6割を占めている。

「新大宮上尾道路」が開通すれば、通行量は1日平均約3万4200~約4万1100台と見込んでおり、新大宮バイパスの通行量は半分程度減少する見通し。大幅な渋滞緩和につながる。

さいたま市とともに国に事業化を要望してきた上田清司知事は「国道17号と17号バイパスの渋滞が緩和され、(移動)時間が読めるようになる。県の主要都市を通るという点で、県経済の活性化と交通渋滞の緩和に抜群の効果がある」と期待を込める。

構想では、上尾市堤崎から圏央道・桶川北本ICを通じ、さらに鴻巣市箕田まで延ばす計画。首都高が圏央道とつながれば、関越道や東北道から、さいたま新都心―都内への移動時間も短縮される見通し。

r51の手前だからこの辺(UDの横,壱丁目南の交叉点南側)のようだ。



上 尾道路Ⅱ区間    

その後は用地は一部でまるで確保されていない様に見受けられる区間なども現れる。r12以北は圏央道のアクセス道路として先行整備されるようである。

  川 田谷(南部) 
この辺は地図上ではそれらしい空き地は見当たらないが,現地では点々と空き地らしきものをみる。r12県道川越栗橋線と交叉する。

   桶川Jct(圏央道)

上尾道路Ⅲ区間(Ⅱ期区間)    

此処以北はオオタカ問題で未着工のみならず用地買収も行われていないそうな。半地下にでもすれば一発でおkなんちゃうのと思わなくもないけど,荒川を直ぐ 隣に控え自然豊かな沼地もあり半地下にするのは水害対策上難しいのか?人間の知恵を絞って欲しい所。
そもそも問題区間を稀少絶滅危惧種の居る沼地なんかも含めて避けて荒川の方へとか変更できないのかな?

ほぼ何もないことはほぼ明らかなので取り敢えずこの区間のレポは試みない。
wikiに拠ると「鴻巣周辺で部分的に市道として整備はされているが、工事は行われていない。」とのこと。
wikiに鴻巣付近に市道として一部整備されてるらしい記述があって多少気には成るけど,地図で確認する限りそそられる部分は今のところないしいなー。土 地公舎に拠る先行用地買収はないんかねぇ。箕田から県道38号迄先行開通とかさせられないのか?
箕田から先は熊谷バイパスとして開通済みの区間となる。

行政も手をこまねいているばかりではなく建設に向けて検討会議を結成している様だ。
上 尾道路Ⅱ期計画検討会議   都市計画決定から約20年を経た上尾道路Ⅱ期区間(鴻巣市、北本市等の 9.1km区間)について、この間の社会情勢等の変化を踏まえた適切な事業化計画を策定する必要があります。   大宮国道事務所では、上尾道路Ⅱ期区間の事業化に向け専門的・技術的観点から指導・助言を頂くため「上尾道路Ⅱ期計画検討会議」を設置しました。
□第2回検討会(H21.7.13)会議資料か ら
資料4     検討断面(案)につい て【一般部先行整備計画につ いて】

いつ完成するか解らない専用部は取り敢えず後回しにして行く構想が出ているようである。標準断面特集はこちら

専用部    
なお,地上無料の一般部とは別に高架(恐らく)有料の専用部は未だ事業主体も決まっていない。首都高の延伸となるのか京葉道路の様に別主体で行くのか。民 営化で首都高が路線伸ばすのは難しくなったか。
そもそも首都圏は一つの理念のもと圏央道の内側は広域首都圏道路公団として全有料道路を管轄すべく再編が望ましいと思われるのだが。現行制度は高速道路と 各都県の利害を越えて運営できていない印象。