道路族 京阪奈の交通を考える  生駒市道
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2011.11.12完成
2014.9.15改定
2016.12.27修正
2018.4.3改定
生駒市の交通を考えるA<改良案篇>
=辻町ICフルインター化実現期成同盟会=

目次 @現状篇 A改良案篇(生駒IC:第3案・辻町IC:第三案第四案)

阪奈道路は前項現状篇でも強調したように,立体交叉を原則とする快速路であり,非常に快適である。一部出口を除いて渋滞も余りしない。
10.01 辻町IC付近・側道より奈良方面を望む

その渋滞する一部出口の一つが生駒ICであり,その周辺道路なのである。
本サイトでは一番簡単な辻町のフルインター化を主張するものの次善の策も幾つか検討してみる。

[1]生駒ICの改良
当初考えてた第1及2案はこちら。 今にして思うと如何にも行政が当て馬的に落選しそうな案を入れて最適なの選びましたみたいな顔するのと同じで,第一案と第二案は巨大なランプ橋の新設に経 費を掛ける割には抜本的な解決策となっていない場当たり的な案なんで没案として引っ込めた(どうせカネ掛けるなら生駒ICを一気に跨ぐ高架橋でも建設した 方がましだw<第4案>)。と云う事で残るは下の第三案である。

<第三案>  
上の第一案と第二案を考えていたのは2011年頃。その後の3年間通る度に色々考えて(この間に俺がメインで利用する電子地図はYahooからgooに変わった) 現時点で(後述の辻町IC改良を除いて)一番費用対効果が高そうだと思われるのは,阪奈道路西行きの生駒IC流出路の2車線化である。必要なのは大がかり なランプ橋の工事などは不要で,必要最小限の用地買収の他,やや古びた歩道橋の架け替え(赤線)や阪奈道路の法面の強化(緑部分)ぐらいである。

これはこの流出路が混みしばしば本線に迄車列が伸びる一方で,交叉点では右折車と左折車のバランスがそれ程偏っていないと云うことで末端部から何mかを2 車線化して右折レーンと左折レーン(更に直進をどちらかにいれる)とすれば殆どこの部分の渋滞は解消し,ここの青信号を減らす代わりにr142や市道2号 の青信号を減らすことが出来そうである。
削る緑部分はこの写真左手。
14.9
架け替えられる古びた(まあもう使えないって程古くは無さそうだけど・・)

また歩道橋を延伸する部分はこの画面中央部

自分の中では劃期的に安上がりで今日的な大袈裟な土木工事を伴わない拡幅による渋滞解消策で是非実現して欲しいんだけど,問題点としては流出路の青信号を 短縮できて他の青信号を延ばせる筈なんだけど,効果はそれ程大きくないかも知れず,抜本的な解消にはなるかどうかはちょい不安が残る。。

もしやるとしたら迂回路として機能する市道13号<13>かダイレクトに市道2号<2>のこの箇所(生駒IC交叉点)の拡幅であろう。
どちらが安上がりかと云えば土地買収距離を鑑みるに2号の生駒IC交叉点付近の拡幅である。ここは混んでいるが右折レーンがない。それ程右折車のせいで混 む印象は無いので有るけど,阪奈生駒ICの北側ランプがやけにスムーズなのに対してこちらは結構混む。右折レーンを造ることで一体化して信号で調整が可能 かも知れない。

この市道2号線は都計道名としては俵口上線と云う。
この俵口上線は幅員を12mで計画されるものの,この起点周辺のみ未成区間となっている。歩車分離や右折レーンの拡幅などが検討課題で事業廃止はしないと明記されている(ソース:生駒市)ので事業化を熱望したいところ。
計画の可能性が現実的にあるとなると欲が出て,出来れば左折レーンと直進を分離したい(詰まり3車線化したいところ。そうすれば可成り渋滞長減りそうであ る。また片側1車線でも現状でインターの流出車輌がそれ程塞いでいる印象はないので直進と右折の分離がなくても対応可能では無いかということなら,左折 レーン+直進右折レーンの変則2車線でも良いかも。どうしても詰まる生駒方面の交通を直進や右折と分離した方が効果高いかも知れない。)

これだけやってr142((都)宛ノ木線)の南田原方面⇔生駒駅北口方面((都)松ヶ丘通り線)・東新町方面((都)宛ノ木線,更に(都)二条矢田線)の流動がどれだけスムーズに出来るかと云うのが課題である。
この南北間の流動を強化する可能性のある1本西側(生駒山側)の都計道(矢田大路線)の未成部分は残念ながら計画廃止になってしまうようだ。起終点が市道12号<12>(矢田大路線+松ヶ丘通り線)上にあって生駒ICを迂回できない形なのが決定的に痛かったと云えよう。
市道15号線<15>的な都計道が計画されて然るべきだったのかも知れない。。太字の各路線の位置関係は以下の地図で確認されたし。


ということで本丸は辻町ICのハーフICの解消である。

II 辻町IC改良(ハーフインター改良)

[2]東生駒交叉点新設<第一案> 

本頁冒頭に原則立体交叉であると誇らしげに書き記した阪奈道路であるが,しかし折角の原則立体交叉も幾つかの交叉点があり,それが原因で大渋滞している訳 ではないからまぁいいのであるけど簡単に或いはちょっと工夫すれば立体交叉化出来そうな箇所もあり,いつかそれをまとめにゃいかんとは思っているのである が,取り敢えずは信号交叉点が禁じられている道路ではないというのがポイントである。
そこで交叉点を新設する案を検討してみる。阪奈道路上に平面交叉が増えてしまうデメリットがあるものの,最大のメリットは辻町IC交叉点の混雑を回避できる点にある。辻町の住民の我が侭に批判的な俺ではあるがこのメリットに気付いてからは交叉点案はかなり気に入っている。

@ 東生駒方面アクセス道路案(1) 東生駒北ガーデンハイツ経由

地図を見て直ぐ気付くのは割と太めの道路が接近している。これを使えると便利である。道路は二叉に成っていて分散も可能かも知れない。
因みに下の地図(2011年にスクリーンショット)だと辻インターチェンジ南となってる交叉点は2014年現在では辻町となっている。また地元では皆「辻インター」と云っており誰も「辻インター」とは云っていない。

では現地はどんな感じであろうか?
取り付け道路想定道路上の住宅地内からR168上地点(A)を望む。
11.10
木が植えられていて閑静な住宅街であるが,道路は判りにくいけど交叉点付近には中央線が引かれていて2車線巾である。

(B)更に住宅街に入ってみる。
11.10
(C)地点,暫く進むと阪奈道路の側壁が見えてくる。
11.10
(D)地点。道路は阪奈道路迄は接してないものの終端部は家ではなく駐車場で買収は割と容易かも知れぬ。
11.10

ロケーションとしては申し分ないのであるが,これは厳しいな。。というのが実際の印象である。
道は2車線巾は無く,大型車がガンガン降りて来るのは無理であるし,大型車の通行を禁止したとしても,そもそもここは東生駒北ガーデンハイツと名付けられて開発されたらしい閑静な住宅街で,辻町以上に大反対であろう。
11.10
周囲に駐車車両は一台もなく,自治会の迷惑駐車は辞めましょうの看板が手持ちぶさた位であるが,きちんと自治会も機能していて迷惑駐車も排除しているとなると反対運動もかなりきっちりやりそうである(笑)
個人的にはこの案からはあっさりと撤退しなくてはなるまい。

<第二案>
A 東生駒方面アクセス道路案(1) 東生駒北地区土地区画整理事業立ち上げ案
第一案と似たような案であるが,


[3]<名称無し(生駒東・奈良鳥見(仮称))IC有効活用案> 
生駒東ICとでも仮付けするがゴルフクラブやテニスクラブの為の私道に近い(狭さなどの規格など見るに公が造った感じでは無い。警察とかが隠れているから公の業務に供されては居るけど。。)ICが辻町ICと富雄ICの間に存在していてこれを有効活用する案である。
低規格のICの増強が必要になるのは当然であるけど,橙線の様に2車線のアクセス道路を建設するのである。辻町の住民の後背地の丘陵林野が破壊されるとい うデメリットは勿論あるのであるけど,林野と田畑を潰すことで生駒の交通渋滞が大いに解消され,辻町の団地民どもの騒音も辻ICの交叉点渋滞の緩和にも成 るとなれば良いこと尽くめである。(極端な話し辻町ICを廃止してしまっても名無しICから西に向かえるので困らない。)

現在は創価学会の駐車場となっている場所(下の写真の錆びた緑のフェンスがそれ)を買収してその後の田圃を潰して(←我々の税金を只管浪費する稲作を縮小 させられるのは国費の消失を減らし国益にも叶っている)農道を拡幅しつつ延伸し,やや貴重な雑木林を潰して法面をつくって勾配を昇って名無しインターの取 り付け道路に接続するのはそれ程困難な工事でもないであろう。
14.09
またこの取り付け道路を無名のインターではなく途中で交叉点にして阪奈道路にひっつけるという第一・二案と第三案の折衷案的なものも考えられるが,無名インターと交叉点が近接しすぎるかもしれない。。
また此処を交叉点では無く立体交叉も可能は可能っぽい。

この辻町北団地の北側の田圃の様子。ひがし保育園での運動会の帰り道である。
14.10

さて東生駒奈良鳥見ICから鳥見方面へ抜ける黄線は折角このICを活用するなら直ぐ脇の住宅地の2車線道路に繋げればよく混む富雄ICの救済に成るのではないかと云うおまけ案である。
ところが,(都)一条富雄線として既に別案が実際にはあったのである。詳しくは(都)二条矢田線参照。平城京の一条大路と二条大路が現在にも活きているようでちょいと嬉しいでは無いか♪

[4]<辻町IC改良案>  
色々検討してたけど纏めるのが面倒なまま3年程経ってしまった。2014年9月現在,辻町ICハーフ解消の(個人的)最有力案は[3]とともにこの[4]辻町ICそのものの改良である。

(1)先ずは赤線の阪奈道路東行き─(市道経由)→R168のランプ橋を新設する。ここの敷地はヤマトの営業所の隣の谷底みたいになってる田圃と潰れた料亭?であるので大丈夫であろう。
14.9
赤線と橙線に掛かっているもう一つの建物,エースプロダクツは作業場か倉庫のようであった。。

市道部はこんな感じ。R168との交叉点を遠望する。

市道部は拡幅して歩道など付けて安全性を高める必要があろう。<13>と書いてるのが市道13号であるが,この阪奈道路の南側の部分(桜ヶ丘付近)を拡幅した場合R168との接続を辻町のランプと一緒にすると北側の部分の改良を後回しに出来るかも知れない。
この名も無き交叉点の現状はこんな感じ。将来の名前は勿論,辻町IC北であろう♪

(2)そしてこの時現在の阪奈道路からの流出路を廃止する。これによって辻IC北交叉点は辻ICの交叉点では無くなりの重要度は殆ど無くなるので,辻町団地とでも解消の上,辻町団地住民への嫌がらせ的にR168側の青信号を超長時間にしてやっても良い(゚∀゚)〜♪
(3)その後橙線の阪奈道路西行きへの流入路を建設し,下の写真の斜面に青線で描かれた(地図の領域が狭くて切れてるけど)同流出路の建設に取り掛かればフルインター化の完成である。
西行きのみR168と直結し,右折レーンなどはR168南行きだけでいいのでこの函渠部の幅員も十分なのである。
14.09
かなりコンパクトになるので曲線半径などが少々心配であるけど阪奈道路とR168の流動の錯綜も救われるしなかなか良い案では無いかと自画自賛であるけど思っている。


そんなこんなで更に時が流れて2018年1月。すっかり道路ウオッチがおざなりになってしまって掲示板でご教示受ける迄気付かなかったのだが,ほぼ我が案で生駒市が計画を出してキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━のだ!!

さて早速ご覧頂こう。
出典:生駒市

ほぼ満額回答では無いか!我が案では交叉点を避ける為に敢えて東行きの辻町IC流出路を造る案にしてあったが,阪奈三碓の例を見れば当然交叉点にして辻町にランプは新設しないってのも視野に這入ってはいた。
笑空とエッソとヤマトの立ち退きが必要になるが,阪奈道路にランプと交叉点を新設することによって広域的な渋滞の緩和や回避が見込める他,R168にもちゃんと右折レーンの新設も這入っていて,辻町IC近辺の新たな渋滞の発生源となることも防いでいる。
高山東西線の検討も含め,我がウオッチも完成の域に達しつつあるなと満足した次第である。