道路族トップ 大阪府の都計道 東大阪の道路 大阪府交叉点改良
とは掲 都 計道スレ 大阪都市再生環状道路
r2大阪中央環状線
吹田~守口

新御堂筋なんかと並ぶ大阪府の一大幹線である。
新御堂筋も内環状線も国道とされたがこちらは府道の侭,気を吐いている。

千里から吹田までは中環の一番快適な区間。しかしその直後,宇野辺駅を過ぎた堺方でJRを越える陸橋2車線と r14の方面の1車線に別れてしばし片側2車線側道も無しの貧弱な最弱部に突入する。
从ってこの先(吹田Jct以東)からは渋滞多発の難所となる残念な区間の開始ともなる。この先に渋滞箇所が控えているのである。。(黄線が主な道路,赤線が渋滞区間,橙線が計画区間である)
更 に現在の拡大中環(三田~吹田~守口~美原~泉大津)の北側部分の未改良着手主要渋滞箇所である宝塚歌劇場前・安倉中・池田IC・桜の町・千里IC・下穂 積2・奈良・鳥飼和道辺りの渋滞を考えると,取り敢えずは新名神によって中国道から大日本の東西の大流動が新名神に転移してこの2車線区間がやっとまとも になると現在中国道の渋滞を嫌っている中環の道路需要の一部ががら空きになった中国道に転換する可能性がある。それによって桜の町~歌劇場前の諸渋滞ポイ ントが解消される可能性がある(逆に新御堂筋は新名神⇔大阪のアクセス道路となりより混雑が酷くなりそう…)。
从ってこの観点からも我々(道路マニア?)が力を入れるべきなのは新東名の開通が余り寄与しないと思われる中穂積と奈良の方なのかもしれぬ,と今では思っ ている。とはいえ新名神の高槻~城陽が繋がれば環状交通が京奈和辺りに転移するから下穂積も奈良も其れ迄待てと云われるかも知れないけど…。

2013年2月に発表された京阪神の「地域の主要渋滞箇所」でも以下のように示されている。
地図では中環の渋滞はそれ程深刻には書かれてないのが不満であるけど30が奈良交叉点,33が無名の交叉点(所在地は東奈良3なんで本頁ではそう呼ぶ)である。
以下で行政の対策と更にを纏めてみた。
No.
交叉点名
交叉相手先
将来計画など
とは改良提案
<茨木市付近>



30
奈良
市道
茨木松ヶ本線の開通・交叉点改良
西中条奈良線のアンダーパス
33
名称無し(東奈良3)
市道


37
沢良宜浜南
r147


40
高浜町東
千里丘寝屋川線
立体化・千里丘寝屋川線の延伸

<摂津市付近>



46
北大阪流通センター入口東
十三高槻線
十三高槻線の立体交叉

55
一津屋

仁和寺鳥飼大橋の開通
一津屋~鳥飼大橋の片側3車線化
60
鳥飼和道



61
名称無し(鳥飼和道2)





●奈良交叉点
さて宇野辺から下穂積跨道橋でr14とJRを跨ぐと奈良である。
中 環最悪の交叉点。ここが原因の渋滞は外回りは吹田ICの手前・摂津市の手前辺り迄伸びている。大阪北部のR170の東大阪変電所西・R1第二京阪の長尾台・津田西町 と私部西と並ぶ,全国的にもR16鵜野森やR354湾岸船橋(栄町・日の出・浜町2),R17三橋,R23宝神・十一屋,丹後通・丸ノ内西と並ぶ改良が超絶に必要に も係わらず特に改良計画が無い極悪ポイント(→その後湾岸船橋は交叉点改良の報道あり。後述するけど実は奈良も)である。平行する近畿道も混むし再生環状とか云う気色の悪い名前の環状高速の我が短絡線妄想も畢竟,此処の渋滞対策なのである。
ひょっとすると現在整備中の(都)茨木松ヶ本線や(都)十三高槻線,将来的に整備される (かもしれぬ)(都)茨木寝屋川線や(都)千里丘 寝屋川線の竣工・供用を見越して将来中環の交通が減るとでも思っているのかも知れないけど,寧ろ此処の渋滞を深刻なものにして,だらだらと漫然とそいつら 全部を 建設し続ける為にわざと渋滞を解消させないのかもと云う疑念も産まれてこよう。併し結局あらゆる流動が一旦此処へ集まるという性質はそれらが全部開通した としても簡単にはひっくり返りそうにな いので奈良だけでも改良をするべきである(俺の煽りが効いたか実現♪鵜野森と三橋でも国民的運動を起こしたい♪ヽ(゚∀゚)ノ )。
13.04
北行き(池田行き)の奈良交叉点の手前は本線が2車線しかなく,側道もない。更には大阪モノレール(と更には東海道貨物支線)の橋脚 があって拡幅が難しい上に,道路もその橋脚のお陰で圧迫感があり,スピードも落ちる可能性もある,と云う可成りの悪条件が重なっており,敷地も限られてい ることからなかなか改良が困難である。
現地で交通を通過がてら観察するにr14宇野辺方面から外環外回りの交通(下図赤線)が多くて右折信号で時間を取っている様な印象である。現在(都)茨木松ヶ本線(青線)を建設しており,行政としてはこれで奈良の渋滞がマシになると思っているフシがあるのだけど,個人的には懐疑的である。。r14からの流動(赤線)が緑線経由で転移しない限り効果は薄い様な。。勿論中条等茨木中心市街地からr14へ抜ける流動(黄線)がこの奈良交叉点の市道から都計道側へシフト(桃線)してくても多少改善しようけれども,r14も下穂積1がなかなかに混むしなぁ。。


<案0>
一応詰めれば高架下と路側帯つかってなんとか一車線分ぐらいの余裕は有りそうな気もするんだけど。。
13.04
このスペース使って奈良交叉点付近を3車線化するのも一案。ただ前後の高架橋が2車線なんでどれ程効果があるかは未知数。。

<案1>
取り敢えず市道 側((都)西中条奈良線)を地下化出来れば良さそうである。
こんな感じで奈良交叉点のIC化を想定してみた♪これが出来れば問題解消であろう。

周囲一体を土地区画整理事業で整地し直ぐ南の若草町と併せて一本立体交叉道路造ると云うのでも良さそうだけど時間が掛かりすぎて現実的では無さそうだ。

しかしIC化の暁には<案0>の敷地かモノレールの外側を使って奈良IC♪の流出入路の加速レーンを造らねばならない。

<案2>
この次の若草町も似た様な市道との交叉点であるが,奈良程酷くは無い。なぜならこの次の若草町も交叉点ながら直ぐ堺方にある阪急を跨ぐ陸橋(奈良跨線橋)を巧く使って(橙線の経路を指定)右折車の平面交叉を成る可く避けているからである。
この方式を奈良でもとれると少しはマシになるのかも。市道北行きの右折を禁止してJRとr14を跨ぐ陸橋(下穂積跨道橋)の下経由(緑線)とするのである。

可成り遠回りになるけど渋滞解消の一助にはなりそう♪

と,そんな議論をつらつらして行く中,行政の対応策が行われていることを発見した!
 主要地方道大阪中央環状線奈良交差点改良事業
http://www.pref.osaka.lg.jp/ibarakidoboku/narakousaten/index.html
事業概要
大阪府下において、渋滞する交差点として名高い主要地方道大阪中央環状線奈良交差点について、平成25年度から平成26年度にかけて交差点改良を行います。

現在の奈良交差点(南行)は、本線2車線+右折1車線の構成ですが、大阪府茨木土木事務所と茨木市が共同で改良工事を実施することにより、改良後は、本線左折1車線、直進2車線の合計3車線+右折1車線となります。

交差点改良に合わせて、交差点北側にある奈良歩道橋を撤去し、バリアフリー化を図っていきます。

惜しむらくは南行のみの対策と云う事であるが,左折車の速度低下による本線の速度低下が解消されるなら茨木松ヶ本線の開通と併せればそれ なりに効果はありそう。r14南行→r2外回りがこちら経由になると右折信号の時間を短縮出来そうである。奈良から若草町迄更に3車線化して,西中条奈良 線南行を2車線化して同線からr2中環外回りへの左折流入を常時可とかに出来ないかな?いずれにせよこれ以上文句を付けるのは全施策出揃ってからにした い──が,高架橋(穂積跨道橋)下った奈良交叉点から若草町迄は直ぐにでも3車線運用可能だし,若草町の先の阪急の陸橋(奈良跨線橋)を拡幅すれば夫れ以 南の3車線に繋げることが出来る。中環の跨道橋を3車線化する計画が有るようだが,此処も対象かどうか不明だが急いで事業化して欲しい所である。

拡幅されるのはこの辺である。(外回り・南向き・奈良交叉点手前の様子)
13.10
交叉点直前の様子。

右折レーンは此処も高架下にある。


北行き・内回りは浜南交叉点辺りから先で,奈良を原因とする渋滞で流れは悪い。北行き・内回り奈良交叉点手前で北側を向いての様子。

ご覧の通り,渋滞の酷いこの箇所だが内回りは大阪モノレールの橋桁が邪魔をしていて拡幅が難しい。大阪モノレールの外側に側道を作る必要がありそうである。
側道があれば奈良交叉点での左折車両を分離出来る。

若草町
茨木市の中心市街地へ繋がる南北の通りと接続する。
セオリーとしては渋滞の先頭から改良していかないと意味が無いと云う奴があるのだけど,奈良に先立ってここ若草町が改良されてた様だ(ソース)。

外回り・南向き交叉点手前の様子。右折禁止なので右折レーンは無いが,本線2車線+左折レーン1車線は将来の奈良交叉点と同じ規格を既に実現していると云えよう。
13.10
若 草町がそれ程混む印象無いので有るけど,この左折レーンのお陰なのか,右折禁止のお陰か,奈良の改良が済めば少しは判明するのかも知れない(渋滞が続くよ うなら右折禁止やね)→後日追記:先述のように奈良に先駆けて改良されている所を見ると若草町の効果を見て奈良に着手,しかも茨木松ヶ元線建設の二段構え となっている様だ。取り敢えずはお手並み拝見である。。



東奈良3(名称無し)







沢良宜浜南
r143の千里丘方向の現 道分岐。
す るっと交叉点対策(H24.3)に拠ってメインの交叉道路と接する北行きの右折レーン延伸と左折レーンの設置が予定されているそうだ。


沢良宜駅付近。
敷地にはそれなりに余裕が有るように見えるが,これを使って沢良宜浜南の交叉点改良を行うのであろう。なんとか3車線化して欲しい所なんだけど。。
13.04


高浜町
r143沢良宜東千里丘停車場線にして(都)千里丘寝 屋川線と交叉(予定)。寝屋川から此処迄幅広の千里丘寝屋川線であるが,ここから幅員が落ちて千里丘 へ向かう予定であるが中環以西数百mは未開通であり,現状では丁字路(細い一通路はあり)である。此処が貫通すると先程の宇野辺・下穂積の交叉点で中環内 回り→r14南行き及 びr14北行き→中環外回りの流動の一部が転移可能になる。急いで欲しい所。
大阪府都市基盤中期計画で北行きの立体化を行う様である。



北大阪流通センター入口

超 注目の(都)十三高槻線(r14BP大阪高槻京都線)との交叉 点であるが,中環以南のr14BPが未完成な為,変則的な交叉点と成っているが,将来的には r14側にオーバーブリッジかアンダーパスが造られることになるのであろう(r14BPの形状から多分オーバーブリッジかと。その場合近畿道をも乗り越え る3層形になる)。宇野辺・下穂積の所でも書いた が,r2中環にR171西国街道のBP的な機能 を期待しているのであるならば,ここ以北は完全3車線・准完全立体交叉区間で無くてはならない。。まあ少なくともr2千里方面とr14BP高槻方面を短絡するr143・(都)千里丘寝屋川線との交叉点である高浜町交 叉点以北はそうあって欲しかった。

北行きの右折車が本線に迄伸びて危険である。。右折レーンは高架下で2車線になるなどなるべく容量を増やそうとはしてるのは判るんだけど。。

直ぐ南側の摂津市役所前で(都)千里丘三島線と 合流。此処以北の中環の交通を散らすのに役立ちそうなロケーションと分岐方法だけど相手は市整備の16m2車線道路と,ちと荷が重いようだ。。
十三高槻線西側⇔中環南側の交通を北大阪流通センター入口まで引っ張ること無いし短絡路としても期待したいんだけど。。

あとは十三高槻線の開通で大阪市北東部⇔鳥飼付近⇔中環⇔十三高槻線沿道の流れがどれだけ大阪市北東部⇔十三高槻線沿道と直結出来るかだな。。


一津屋~鳥飼大橋
一津屋ではr16大阪高槻線と立体交叉する。
15.1
結論から先に云うと鳥飼大橋から此処迄片側3車線化が必要かと思われる。鳥飼仁和寺大橋の無料開放の効果の確認するぐらい迄は着工を待っても良いかも知れないけど,渋滞は慢性的である。

鳥 飼大橋の北行きは架け替えられて3車線であるが1車線はそのまま淀川北岸の堤防上を走るr147への右折レーンとなり2車線になってしまう。橋の内側には 使われてない (廃止になった?)橋脚もあり,それを使えば中環の拡幅は出来そうだが,寧ろ鳥飼大橋,北詰から2車線巾をなんとかしたい。。横は住宅地だったりするから それな りに難渋しそうであるけど。。

鳥飼大橋南行きは2車線の侭である。淀川の堤防へ向けて駆け上がる手前くらいから横は側道とその向こうはラブホなんで3車線にすることは可能っぽい。橋を 渡った先(外回りだから実際は橋を渡る手前だけど)も立体交叉迄3車線で行けそうなのであ る。

橋を抜け一津屋付近はこんな感じで渋滞していることが良くある(写真は内回りの様子)。上述の千里区間とも後述の東大阪区間と較べても本線2車線側道無しのこの区間の規格の低さ が判る。これでは混むのも仕方がないと云える。。鳥飼和道は交叉先の道路そのものはなんてことない道であるがここを原因に混むことも多い。
13.01
摂津市は鳥飼が茨木や高槻や吹田ほどの求心力を発揮し損ねて出来た市っぽくて,摂津市市域は東海道線・阪急電鉄と京阪電鉄・京阪国道にはさまれて開発から 取り残された土地であってこんなもんで良かろうと云う判断が半世 紀前の都市計画同局にはあったのではないか?
今は開発が遅れた郊外故の土地の豊富さに物流基地が立地して大発展を遂げ,寧ろ交通が集中する位であるのに,中環+近畿道が中途半端に高規格だっただけに 緊急拡幅をするタイミングを逸したと云う感じかもしれぬ。

鳥飼大橋の南詰めは京阪国道・阪高守口線との交叉となる。

守口ジャンクション・大日
R1寝屋川BPから直進で阪高守口線,流出路がr2中環池田方面の画。上は近畿道と守口Jctのランプ橋である。
15.02
阪高守口線との交叉部である。近畿道と守口線の間には守口ジャンクションで直結する工事が行われている(→タイムラグがありつつ無事完成)。
ここから南側は本線部+副道部を基本とする片側5車線以上の区間が八尾辺り迄続く。大阪市のずどんと東側に伸ばした都市稠密区間である。
吹田の項でも述べたが,(吹田が名神と171で対京都(更には名古屋・東京)の交通が流出するのに対して)対京都(更には名古屋・東京)の流動が守口~門 真では第二京阪・京阪国道に流出するものと考えたのかこの区間の規格が極端に落ちている。
恰度3車線の阪神高速湾岸線が対大阪市の流動が抜ける天保山Jct付近で2車線に減らされる様なものであるが,現況では吹田~守口間の交通上の利点により 流通センター等が集中立地して,また大阪の外廓交通の増加によって麻痺状態になっているのである。迂回の環状交通の整備を怠ってきたツケである。


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