空港―圏央道に幹線道路 2014年10月10日 http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20141009-OYTNT50411.html 成田空港と首都圏中央連絡自動車道(圏央道)を結ぶ新たな幹線道路の新設に向け、県が検討に入ったことが9日、明らかになった。実現すれば、東京湾アクアライン方面から成田空港へ向かう時間が短縮されるなど、利便性向上が期待できる。 県が同日、県議会県土整備常任委員会で説明した。県道路計画課によると、検討しているのは多古、芝山両町境の近くに計画されている圏央道「国道296号 インターチェンジ(IC)」(仮称)と成田空港間の約5キロ・メートルのルート。県は今年度から、交通量需要の想定などの調査を始めている。 既存の道路で同IC付近から成田空港に向かうには、国道296号や県道などを使う必要がある。整備中の圏央道松尾横芝IC―大栄ジャンクション (JCT)間が開通した場合でも、圏央道と成田空港を直接結ぶ主要道路はなく、アクアラインからは、東関東自動車道経由となることが指摘されていた。 新たな幹線道路が実現すれば、羽田空港や横浜方面から、アクアラインや圏央道を経由して成田空港に向かうルートがつながる。県は、需要調査などで有効性 が確認されれば本格的な事業計画の検討に入る方針。同課は「県の東部や圏央道からの利便性を重視し、できるだけスムーズな路線にしたい」とし、自動車専用 道路や有料道路とする案も浮上している。 現段階で圏央道松尾横芝IC―大栄JCT間の開通時期は示されておらず、同課は新たな幹線道路について、「事業化する場合の開通時期は未定」としている。 2014年10月10日 |