道路族 大阪府(府道街路道路)
とはずがたりな掲示板 都市計画スレ
大阪内陸縦貫道路
千里丘寝屋川大東線 東大阪中央線 八尾富田林線 和泉山手線

(都)八尾富田林線

1.八尾市区間
本頁での取り扱う路線は八尾富田林線(太桃線)である。下の地図の南の方,八尾空港の西隣付近に描かれている。更に東大阪中央線と大阪柏原線と連絡して大阪内陸環状道路(赤桃線)を形成する構想路線である。

最初にして最大の問題が八尾市内に於ける北側との連絡である。
そもそも計画段階で八尾富田林線と東大阪中央線の連絡方法がかなり歪んでいる。富田林方面から直進すればそれは久宝寺太田線(薄桃線)であり,竜華操車場,基い,久宝寺駅の下を潜って(都)平野中高安線(r4大阪港八尾線)に至っている。因みにその終点から更に(都)八尾枚方線へ紫線で繋がっているけどそれは小生の妄想線である(;´Д`) 。
更に八尾富田林線の起点は大阪柏原線との交叉点であるが,この交叉点を直進すればそれは(都)八尾中央線である。
と云う事でいずせにせよ随分と折れ曲がるので審美的に(w)難がある上に,実用的にも曲がる箇所で渋滞は容易に発生し得るであろう。いくら少子化・人口減少社会に新設されるとはいえやはり本線の過剰な屈曲は余り好ましいものではないと思われる。。
また八尾空港沿いに折れ曲がる区間も出来てしまえば自然なんかも知れないけど,現時点ではどうなんかなぁという感じである。
東 大阪市内の都計道がまさかの交通需要的に不要との理由で廃止されてしまった現在,現道活用という昨今の流れに乗れば東大阪の主要部分が開通している加納玉 串線+福万寺線を活用し,東西のズレは大阪楽音寺線で繋げるのが一番自然ではないかと思われる。また八尾空港脇の八尾富田林線を造らずに久宝寺太田線を暫 し活用しても良いような気がする(黄緑線)。

茨木八尾線や天理環状線,近年指定の国道の経路破綻振りに苦虫を噛みつぶしてきた俺ではあるがこの様にして各路線のルートは次々と破綻して行くのかもしれない。。

太田橋からr12堺大和高田線迄はちょっと早めに開通させてもええんちゃうかと思ってる区間。r12の渋滞解消に役立つかどうかわからんけど,一部で着工されてそれなりに進んでいるのに放置されてるのは惜しい。
まあ残工事費の投資対効果きちんと計算した上で工事止めてるんだとは思うけど。。
(都)大阪河内長野線の地図に大和川以南の八尾富田林線の地図が載っていたのでこちらにも転載。中環と外環の間にもう1本幹線道路が欲しいと云うのは理解出来る。

富田林で狭山河南線と交叉した箇所で忽然と消えてしまうのは納得出来ないけど・・。

2.藤井寺区間
の八尾富田林線はr2旧道の太田橋付近から,真っ直ぐ直進して大和川を渡り一気に富田林を伺う大本線である。太田橋交叉点の南側は土地が確保されているよ うだった。事業中南は大和川以南と聞いていたけど別枠でこの辺の拡幅も着工されてるのかも知れない。八尾富田林線が出来ればr21は枚方八尾富田林線とな る♪其処迄風呂敷拡げちゃうと太田町~秦八丁が2車線では機能しなくなっちゃう可能性高いけど。。せめて2車線で計画されてる久宝寺太田線の終点(八尾富 田林線との分岐点)から大阪柏原線との交点迄は4車線が欲しいけど。其れが出来れば八尾富田林線の起点(大阪柏原線との交点)~太田橋を廃止してもメイン ルートを太田橋~大阪柏原線と太田久宝寺線の交叉点~東大阪交叉点との交点とすれば良いのでは無いか?


さて,大和川を渡って土手府道r186を走り八尾富田林線の事業中の区間に着く。シャープの物流センターの真ん中である。緑のフェンスがちょいとあるので 土地買収中の様だが本気で買収してる感じも無く西名阪の南側には緑のフェンスも無くなった。津堂(藤井寺高校の裏手)の池http: //link.maps.goo.ne.jp/map.php?MAP=E135.35.20.038N34.34.44.164&ZM=9の脇 に緑のフェンスがありルートが確実に解って居る区間と恰度繋がる位置であるのでここも買収区間に入っているのかも。

その後は痕跡無く事業が進んでいる区間は藤井寺自動車教習所の前からr12堺大和高田線の島泉(交叉点名なし?・ここら)迄であった。概ね買収は終わっているようだったが着工は未だの様だ。この辺のr12は交通量に比して酷い狭さで,改良された区間はそれ程圧迫感を感じなかったので八尾富田林線の建設に併せて交叉点の前後数百mを拡げて欲しいところ。

と云う事で調べてみた。なんと全区間に渡って休止中との事。まあシャープの物流基地付近が2期,用地買収が進んでいる様にみえたr12付近は第1期で用地買収が進められていたようで,特に第1期は自動車学校迄まで結構進んでいる様に見えたけどまあ仕方が無いか。。

都市計画道路 八尾富田林線(藤井寺工区)=ソース:大阪府
1期区間・2期区間を先行整備するため用地買収していた。

2012年3月の中期整備計画(案)で休止とされた。

現在は事業休止中,再開時期は未定とのこと。


津堂の池の脇の用地っぽいフェンスは確かに予定地だった様だ。
後回しにされたはずの3期区間ではあるけど。

また真ん中付近で横切っている道路は元(都)松原北条線。
r12のバイパスとして機能する筈の道路だったが八尾富以東が廃止になってしまった。。





3.羽曳野区間

桃山台にぽっかりと突然現れる(goo map参照)既開通区間。
14.10
行政的には八尾富田林線(羽曳野工区)と云うらしい。軽里北からの市道は郡戸古市線といい,工区は2分割され開通したのは第一工区,2006年着工で2013年供用という事で約500mに7年掛かっている
R170から桃山台へ辿り着く為の市道郡戸古市線の入口(R170BPとの交叉点)の様子。

都市計画道路 八尾富田林線(羽曳野工区)

ソース:大阪府http://www.pref.osaka.lg.jp/tondo/omonajigyo/yaoton-ha.html

面白いのはurlで勝手にこのファイルもyaoton00.htmlにしたけど行政(大阪府)もyaotonをファイル名に使ってるw
豊里矢田線とtoyoyata,豊里歌島線をtoyoutaと略してた大阪市だし関西のノリかね?

途中の様子。4車線で完全に出来ているけど完全に2車線に塞がれていて,往来のクルマも完全に居なかった。。

途中といっても全長約500mなんで直ぐに終わる。バスの転回場があるからこの真新しい道路には早くも路線バスが設定されているのかも知れない。

そのバスの駐車場付近。(クリックで拡大)このバス操車場も道路敷地に掛かっているらしい。将来的にはどうなるのか?



ここから小平尾東へは割と短距離(既開通区間よりは長いけど)なんだけど大回りしないと行けない。狭隘な住宅街を越えて山の向こうへ向かう。この辺には四 天王寺大学があって学園前という地名もあって奈良みたいだ。途中羽曳が丘という地名もあった。羽曳が丘西から河原城へ抜ける辺りは迷路みたいで腹立たし い。こんな所スプロールした住宅地なんかに住むなよと思うけど,住人にとってはなるべく通過交通が入り込まない為にはその方が良いのであって開発業者に とっても成る可く住宅地詰め込めるしでこれで良いのであろう。俺の感想など余計な御世話である。。

さてなんとか丘の向こう側へ抜けて,ここがもう一つの既開通区間の起点,小平尾東交叉点である。高架橋上を走るのは南阪奈道路。
小平尾東からさつき野の区間の地図はこの辺参照。因みに小平尾は生駒にもある。割と普通な地名なのかも。因みに長田も深江も神戸と大阪にあるし,岸和田という地名は門真にもある。難波は尼崎市内の地名にあるし奈良は茨木市内にもある。
14.10
さつき野方面を見る。

この新設区間は恐らく南阪奈道路と連動して建設されたと思われるが,直ぐにさつき野なる住宅街へ入って行き,中央分離帯のガードレールが無くなって何だか開放的な感じ。この辺はさつき野の開発と共に出来たっぽいより以前からの開通区間である。  

上の写真の左手にはささやかなバスターミナル(冷静に見れば大きめな停留所)が。

一通り開発は済んで人も沢山住んでいる筈なんだけどなんとなく静かな(=閑静なというよりは閑散とした)街である。
北野田にも喜志にも古市にも高鷲にも遠くて可成り不便っぽいけど。。(道路的には喜志が一番近そうである。)
バス停留所につき云々の看板には近鉄・黒山警察署・堺市とある。堺市とあるがようするに旧美原区であろう。

此処が北側の中心交叉点のさつき野東1。右折レーンが無い造りっぽい。

こちらが南側の中心交叉点,さつき野中央。やはり右折レーンが無さそうなつくりである。喜志へ向かう道路と交叉する。

この先で道路は途絶する。まずはガードレールで1車線が塞がれる。

そしてかなりしっかりとフェンスで立ち入り禁止の措置が。

隙間から終点部分を望む。その先は崖であろう・・。


どうやら羽曳野工区の市道郡戸古市線からここさつき野迄が大阪府の都市基盤整備中期計画で整備する区だったようだ。

从って先程の羽曳野工区第二期が完成後は次の中期計画の計画期間迄待たねばならないということのようだ
先程は終点付近に四天王寺大があったがこちらの終点付近には太成学院大があった。

下で書くけどもうちょっと延ばして木材団地からR309迄,延ばせばネットワーク性が出てくるのに。。


4.富田林区間
(3)が八尾富田林線。ちょいと中途半端な終わり方に見える。。富田 林市街を目前にして(2)の大阪河内長野線から分岐する(A)狭山河南線(L=4)と接続して突然に終わり,である。市街地方面への延伸が将来構想として あるのかどうなのか,未確認であるが,それ以外に,最後の最後での大問題として,内陸都市環状道路としての(4)泉北1号線・泉州山手線との接続方法がイ マイチという点である。。(2)の大阪橋本道路と(B)の狭山池富田林線を経由するのだとは思うが,現状では(3)→(A)→(2)→(B)→(4)と可成りの無理無理感である。。(´・ω・`)
ソース:堺市
と云う事で,各所で計画,事業化されていて頼もしい八尾富(やおとん)なのであるけど,その前後の接続が今後の大課題であると云えよう。。

取り敢えず木材団地中央通り付近迄伸びると線が面的に活きてくるんだけどなぁ。。

材木団地のr35側の入口交叉点。この少し奥で八尾富田林線にぶつかって終わる計画の筈である。


白線が消えかかっている道路を行く


R309との交叉点である材木団地交叉点である。青看も消えかかっていた。。
14.10